A12-1428cc新規制作
東京都


OER45Φ → WEBER45Φ
A12フルノーマルに装着されてたOER45Φは標準設定では無く アウターベンチュリー32Φ、エアージェット#200、メインジェット#140、パイロットジェット#47.5に代えて有ったが普通に走ってたので、標準設定アウターベンチュリー36Φ、エアージェット#200、メインジェット#150、パイロットジェット#60でも普通に走るのに何で?代えて有るんだろう?と この時は思わなかったが、ジェットセッティングをスタートしたら大きい番数のジェットが全く入らない。Pitroadチューン+OER45Φセオリーのアウターベンチュリー40Φ、メインジェット#180には遠く及ばず 何と メインジェット#120、、、走るようにはなったがコレじゃあダメなので TSサニー用で準備中のWEBER45Φ アウターベンチュリー40Φ、エアージェット#200、メインジェット#180に付け替え、チューンドエンジンとのマッチングはコ〜じゃあねぇと、が 垣間見れるようお客に試乗させた。ベストセッティング状態では無かったがフィーリングは感じ取れたんじゃあないだろうか?
メインジェット#120 OER45Φでエンジンの慣らしは出来る。慣らしが終わったら 普通に走らせるために揃えざるを得なかった各ジェット類を 取っ替え ヒッ替えし ジェットセッティングするか?思い切ってキャブを代えるかの判断はオーナー。 同仕様エンジンA12-1428 北海道サニトラもOER45Φ メインジェット#130しか入らず キャブ交換します


OERキャブセッティング
A型チューンはL型チューンと違い標準フルトラ点火のままでもカブらず走ってしまう確率50%、やはり標準フルトラ点火のままじゃあダメだヨ、の確率が50%。作動するC.D.I.を装着したのでキャブセッティングに進みます。まずはアウターベンチュリー32Φ → 36Φ → 40Φに変更。パイロットジェットをA12フルノーマルに合わせ装着されていた.#47.5 → 標準設定#60に戻す。エアージェットは とりあえずイジらず#200(標準設定)で固定。メインジェットをパイロット同様A12フルノーマルに合わせ装着されていた#140 → #180に代え とりあえずエンジン始動 → ロードテスト。スポーツキャブの宿命 パイロットジェットからエマルジョンに切り替わる2500rpm付近の谷間のバラ付きが半端じゃあ無い、今までの経験上この番数がベストとは言わないが とりあえず普通には走ってた。全部 新品状態のセットに戻せば、、、の症状じゃあねぇよな?の予感はするが 奇跡が起きるのを期待し(笑) 一度 新品セットに戻そう。アウターベンチュリー36Φ、メインジェット#150でロードテスト、全く変化無し、、、
これほど酷いから 返って調子良くするのは簡単かな? の考えが甘かったのが この後襲って来た(笑) 一応プロなので プライヘーターじゃあ まずヤラないであろう? 油面を激高にしたり 逆に激低にしたり、加速ポンプを最大にしたり 最低にしたり。代えるたびに数種類のジェット番数交換してのロードテストなので 掛る労力と時間は膨大! 最後に一番ヤリたく無い、入れたく無い 番数の小さいメインジェットの投入。このOERイジる前、別のお客がメインジェット#130入れてるってのを聞いてバカな奴だ、小さくすればイイってモンじゃあねぇんだヨ、キャブを全く分っちゃあねぇ、とバカにしてたのだが、バカの領域に入りざるを得ませんでした(笑)
結果、メインジェット#120、アウターベンチュリーは36Φでも32Φでも変わらなかったので36Φチョイス。普通に走るようには成ったがコレで良い訳が無い。長くOER45Φに関わって来たが、新品標準設定アウターベンチュリー36Φ、エアージェット#200、メインジェット#150で、A12フルノーマルだろうが、A15-1.6L Pitroadチューンだろうが どちらでも普通には走ってた、メインジェット#120なんて番数はキャブいじくり始めての番数、オカシ過ぎる、、、


A型チューンの必須パーツ C.D.I.
とりあえず新たに4個揃えた
C.D.I.を装着し ベストセッティングとまでは行かないとしても そこ々調子良く走るようにして納車するつもりだったが 中古C.D.I.不調。エンジン始動OKは確認してたので通常どうり作動するだろう?がハズレた。標準フルトラ点火で走るには走るがイマイチ、オーナー自ら MSDを購入・取り付けし 良くなった?と思いきや イマイチのようなので、C.D.I.を何個か用意し再入庫に備える。
点火系はトラブルが心配だが C.D.I.ってあまり壊れないんだよネ、が Pitroadの昔からの口癖だったが 今回を機に今後口癖は出なさそう(笑) 長年 ULTRA-CDI → ULTRA-MDIを使って来たので MSDの知識が無い、MDI生産廃止後 中古CDIと付き合って行くよりも 新品MSDへの切り替えも考えたが、、、まだ悩んでる。MSDのワイドバリエーションからA型チューンにベストを見極めるには時間が掛り過ぎる。今の所 中古ULTRA-CDI完動品を常に数個揃えて置き対処しようかと思ってる。


ロードテスト
何時もの試乗コース 川村記念美術館にレッツらゴー
エンジン始動OK、アイドリングOK、あれ?もうちょっと2000rpm〜3000rpm付近で息付きするかと思ったけどチンタラ走れるジャン♪ 何てったってアウターベンチュリー標準36Φ→A12ノーマル仕様32Φ→から一気にチューンド仕様40Φだかんナ(笑) さすがチューンドエンジンの快感味わえるのと引き換えに失う物も有って当たり前。 組んだばかり、これから慣らしなので さすがに即 全開とは行けないが ほんの少しフル加速っぽくしたらバラつく、その後はキーンと加速する。ジェット交換でバラ付きを解消するのだが このまま渡そう。納車が明日なので これから数時間掛けジェットセッティングしてられないのもあるが、チンタラは走れ慣らしは出来そうなので お客にジェット交換の練習させよう。 12Jホイール履いた暴走族オヤジは 皆 ジェットセッティング嫌いだよナ? セッティングパーツも揃えなそうだから このまま渡せば揃えざるを得ない それと どのお客もだが コレなら完璧に近いナ、の状態にジェットセッティングして渡しても 全員不満なんだヨ、100点満点は有り得ないが、渡されたのが80点なのか?70点なのか?35点なのか?解らないからネ。自分でやらない奴は 子供の夢と妄想になり ただPitroad佐野サンに甘ったれて来るだけ、少しは自分でヤレ!の 厳しく優しい親心です(笑) 最近Pitroadから納品されたお客なら私の言ってる事が理解出来るだろ? このお客の場合、同じOER45Φでノーマルのごとく走れるのを知ってるので比較が出来る事、換えたのはアウターベンチュリーとジェットだけ、根本はイジって無い、頑張れるはず


レギュラー → ハイオク
さぁ!試乗に行くか! あれ?お客にハイオク入れて入庫しろよヨ、って言ったっけかな?Pitroadでは当たり前の事なので ついつい言い忘れちゃうんだよネ。電話で聞いたら 少し威張った調子でレギュラー!の回答。この野郎 威張って言うんじゃあねぇ。引き取り後 帰りにハイオク入れるような事言ってたけど それじゃあダメなんだよネ、エンジンに感情が有れば、新規制作で大金掛っただろうから少しくらいは耐えてやるか?と思うかもしりないが、エンジンに感情は有りませんので 即 壊れます。


エンジンルームレイアウト完成
今回は 急遽 Gワークスの取材が入り その日程に合わせたので 当初のメニューをクリアー出来なかった。エンジンルーム内塗装、ウォッシャータンク取り付け位置変更、バックランプS/W or 電磁ポンプS/W取り付け、その他モロモロ。可能な限り 地味で 面倒臭い作業を行い、納車後に何なら自分で楽しみながら出来そうな作業を残したつもり。ジェットセッティングも残してありますので、エンジン慣らし完了後、セッティング方々 再入庫もOKですし、このまま乗り続けても どちらでもOKです。
Pitroad流エンジンルームレイアウト。TSサニー屋ですので 車検・ナンバー付きストリートチューンを可能な限りシンプルに TSサニーっぽくしてます。コレがベストとは思っておりません。たぶん?このヤングオート仕様サニトラが求めてるレイアウトはコレでは無いだろう?と予想しますが、オーナーが頭の中で描いてる図は私には解りません。シンプルにして渡せば 後々のモディファイはし易いでしょうから 納車後に 自分好みにして見て下さい。


ココの所、エンジン制作依頼のお客様の 納品後のクーラー付けが流行ってる見たいなので、社外クーラーコンプレッサーを付け易いよう、シリンダーブロック前側に打ち込むウォーターパイプを ヒーターホース取り付け口付きでは無く、シンプルなレース用ステンパイプにし ヒーターホース取り付け口は B10 & B110用ホースジョイントをロアホースに割り込ませて見た。スペースが広くなりマァマァだが、ロアホース2本使って加工すれば 皆に羨ましがられる綺麗で格好良い仕上がりになりそう、又 機会があったらチャレンジして見ましょう



オイルキャッチタンク
ダメだ、いくらレイアウト繰り返しても 汎用CUSCOオイルキャッチタンク格好良く付かない。コレなら空き缶の方がまだマシって事でCUSCO製取り付けは断念。ゴメンねお客さんケースbyケースが出来ない店で、ブローバイホースもただ繋げはイイでは無く ロッカーカバーからの角度を付けたく高価なフィッティング採用したり、シリンダーブロックに打ち込むブローバイパイプを わざ々A14から移植し レストアしたり、他も細々と色々手間暇掛けてるので、空いたスペースにただ格好悪く付けるのは嫌なのです。たかがOILキャッチタンクと思うかもしれないが、たった1ケ所でもまぁイイか?にしたら全部がまぁイイかと同じ、エンジンコンプリートの1ケ所を まぁイイか?には出来ないのとメンティナンス側は同じなのです。
OILキャッチタンクのレイアウトに拘るのは私の勝手。お客が自分の車に何付けようが大きなお世話、お客の自由だと思ってる。CUSCO製は 積んどきますので 納車後 ご自身で取り付け願います。


ULTRA CDI No.9250
中古なので どれにも付属して.る訳ではありませんが コレは純正復帰カプラー付きハーネスです。万が一 CDI が壊れた時、CDIのカプラーを外し純正復帰カプラーと接続すれば フルトラ点火でエンジン再始動出来ると言う優れ物。
点火系はトラブルが心配だが 意外や意外 CDI ってあまり壊れないんだよネ、がPitroadの口癖ですが、まさか?純正復帰カプラーのお世話に成るとは夢にも、、、CDI 点火 エンジンは掛るが不調、フルトラ点火に戻すと絶好調。エンジン慣らしをフルトラ点火は何の問題も無いが、代わりを探さないと、、、


エンジン始動
CDI取り付けもまだ、OILキャッチタンク移植もまだ、アレもコレも 細々したのはゴッソリ残ってるが、エンジン始動を最優先させました
明日 試乗に行き、その後もパーツ付けです。あと数日、この辺で1度 電話で打ち合わせしましょうか?


・カールファンネル
・RAN MAXフューエルラインKIT
・ミツバタイプ電磁ポンプ
・OERセッティングパーツ
昔は、電磁ポンプはエンジンルーム内だとパーコレーション引き起こすからガソリンタンクのずぐ脇に付け 送り出さないとダメなんだよ!と やってましたが、ノントラブルが続くのと、チューニングパーツは1点でも多く見えた方が良いだろうと 今はエンジンルーム内に取り付け。ファッション性50%、横着50%ですネ(笑)
ステンメッシュホースが足りなくなったから途中からゴムホース?では有りません、ステンメッシュホースは曲げた状態で装着するとガソリン漏れを起こす確率が高いので、曲がりの多い電磁ポンプ周りは どのお客様のもゴムホースを使ってます。フューエルラインKIT、EAR'sも悪くは無いけど RAN MAXの方が21世紀の製品って感じで造りが良いのでPitroadはコチラがお勧め。カールファンネルに代えたからと言って性能は変わらないが見た目は段違い


ローバック5速(FS5W69L)搭載
56→60変換ミッションメンバーKIT
昔は310サニー用ミッションメンバーをそのままに、フロアーに穴開けし装着していました。フロアー穴開けせずに済むだけで無く、後々のミッション脱着時の整備性が抜群になる Pitroadベストセラー商品。
シフトレバーに被さるフロアーのゴムは生きてますが、その下に付いてるミッションに被さるゴムは死んでますので新品に交換。普通のクルマ屋では まず わざわざ新品部品を取り寄せてまでは交換してくれない、Pitroadならではのメンティナンスでしょうから、レポートUPで親切さをアピールしときます(笑)
シフトレバーブッシュが形が残らないくらい摩耗し過ぎシフトレバーがクタンクタン。入庫してくるサニトラのほとんどは この状態。現代の車のマニアルミッションのシフトフィーリングは経験しているのでしょうが旧車はこなんモンだと諦め 異常が解らないんでしょうね? ブッシュを新品に代え新車時のシフトに戻します。なので サニトラ乗り達にクイックシフト勧めても多くの人が関心が無く 昭和のままのシフトで乗り続けます、もったいない。ステアリングは 皆 小径にするのは見えるから、ストリートチューンオーナー全員に、見えない箇所の性能UPに もう少し関心を持ってほしいモンです


エンジン搭載。作業段取り的にはもう少し後なのだが、たぶん?オーナー 1日に10回はココ見てるだろうから 安心させるようにです(笑)
タイヤを洗う工業石鹸で丸洗いしたエンジンルーム内 綺麗だろ? 写真写りがイイだけで現物はイマイチだけど入庫した時よりズ〜っと良いです。
ステアリングギヤBOXストッパー、お客には頼まれて無いがPitroad入庫サニーは全車装着がPitroadの掟。も 有るんだが エンジン降りてる時だと取り付けが超楽だから が 本音。ストラットバーとタコ足に巻く包帯?が嫌い、このサニトラに付いて無くて良かった、付いてたらエンジンルームは汚ねぇままだったな(笑) 部品売り屋がアレは嫌い、コレも嫌い、はオカシイとは思うが 嫌いな物は嫌い。高価なPitroadアルミロッカーカバーの上に安物ストラットバー付けんじゃあねぇ!付けるなら激高のにしろ、と 包帯巻くのはオーナーの自由だが 共締めボルト脱着出来ないようなデタラメ、メチャクチャな付け方のまま依頼すんじゃあ無ぇ。無意味?無駄?のパーツ装着はOK、Pitroadもやってる、要は付け方だな



見える所は 金に糸目は付けませんから
そこまでは言ってねぇか?(笑)


西濃運輸お荷物追跡検索では9/26(土)にNISMOクラッチキットがお届け予定になっていたので入荷しだいエンジン搭載予定だったのだが届けてくれなかった。日曜配達はしてくれないので9/28(月)に受け取り搭載予定。
たぶん?お客が描いているであろう?作業進行状況と、Pitroadの作業進行予定とは大きな隔たりが在るな気がします。エンジンは完成してる、後は積むだけ、と思うのはストリートチューンユーザー全員。一般のクルマ屋と、オールマイティーな車種を扱うショップしか見てこなかっただろうから致し方ないが、レース屋ってのはココまでヤルのか?を インターネット作業進行状況UPでご覧下さい。これからもお付き合いして行く中で よい勉強になるかと思います。
塗装仕上げには及ばないが 工業石鹸で数十年間のクスミは取れた、とりあえずコレで我慢してくれ


エンジン降ろしたついでにエンジンルーム内の塗装を行う予定だったがGワークスの取材には間に合わない。汚れたままニューエンジン搭載と言う訳には行かないだろうから多少でも綺麗にしましょう


A型サニーのミッション&エンジン脱着は 本来 簡単・楽勝なのだが、コレはちょっと・・・じゃあ無く結構大変だった。たぶん?整備の心得の無いプライベーターがクラッチ交換のため見よう見まねでミッション脱着したのだろう、ボルトと言うボルト全て 勘弁してくれヨの締め過ぎ。プロペラシャフトボルトにまでメガネレンチにパイプを差し込み オリャー!の掛け声と共に緩めるのは初めて(笑) 通常の二倍くらい作業時間浪費しちゃったが、ボルト舐めだと そんなモンじゃあ済まないので、良かった と思う事にしよう


試乗
このサニトラ G-Worksの取材を受けるらしいので予定より早めの納車が必要そう。台風予報の関東直撃が外れホッと一息だが雨は続きそう、晴れるまで待ってられないので試乗に出発。通常ならノーマルA12+OER45Φ仕様なんか事前に走行チェックなどしないのだが“まつおか”で付けてもらったとの事、理に叶った取り付け方してあるし、A12ノーマルに合わせ セッティングもしてありそうなので.興味津々で乗って見た。エンジン始動→アイドリング→町乗りチンタラ走行、、、イイね、良過ぎ♪ まつおか社長 コレって お客様には優しく丁寧に、と言うより甘やかし過ぎじゃあねぇ? こんなに普通に走っちゃうと このまま乗り続けちゃって金使わねぇジャン。ウチだと ド〜せすぐチューンするよな?チューン後に全部変えるから それまで多少の息付きは我慢して乗ってろ!ですネ(笑) ココを見てる方達、どちらの店を選べば良いか?解り易いでしょう? 私がお客だったら“まつおか”だな(笑)

入庫
株式会社の社長様の玩具にしては派手過ぎると思うのですが?  ソ〜言えぱ 南の方のフザケた顔面のサニトラオーナーも、北の方のリクライニングするサニトラオーナーも 鰍フ社長様だったな? 12Jだぁぁん・・・バカかお前ぇ、と 本来なら 今時の若い社長は!と説教するトコなんですが、Pitroadアルミロッカーカバー付けといて下さい と 札束で頬を叩かれると つい ハイと答えてしまう 金に弱い私です(笑) 最近サニトラの顔面変えるの流行ってるのか?このオーナーも顔面ド〜しようかな?って迷ってた、トリコロールカラーがド〜たらコ〜たらとも言ってたような気が、、、社長様 何やろうが社長様の自由ではありますが、私がセッティングで試乗に出た時 捕まらない範囲内でフザケテ頂けると助かります(笑)
12J 10J



コンプリートエンジン完成
Wクランクプーリー レストア移植 Pitroadアルミロッカーカバー ステンレスウォーターパイプ


遊び心
遊びは何でも 無駄?な物が沢山付いてた方が格好良いし楽しい
無駄なお金?使えば使うほど楽しい♪


レース用ロッカーシャフト   ロッカーシャフトカラー バルブタイミング調整 テンショナー調整アルミワッシャー


N-82カム   軽量リフター メタルヘッドG/K 強化ヘッドボルト
来社したので 嫌がるお客を羽交い絞めにし 無理やりN-78からN-82に変更させました(笑)
リフター逃げ加工方々ノーマルフューエルカムを削除、ついでにOIL通路洗浄用にメクラ栓を外し脱着可能なシズミプラグに変更。ノーマルカム加工ですが見た目は素材削り出しカム、測定しなけりゃあ どちらか解りません。見えなくなっちゃう箇所ですがPitroadの遊び心の1ツです。
ハイカムを組み込みバルタイとれば完了なのだが このエンジンに投入予定のハイリフトカムN-78が予定より大幅に遅れてる。遅くても今月中には届くと思うのだが遅延の原因が流通なので絶対は無い。
N-78はレース用、TS1300で実際に使っており好タイムもマークしてる。そんなカムを車検・ナンバー付きに投入して大丈夫?と素人は思うだろうからちょこっと説明。A12-1428ccの大排気量が全てをフォローしてくれる、A12-1298ccじゃあ 町乗りはちょっと辛い、と言うよりダメ!やめた方がイイ。
大排気量にしてPitroadの指示どうりのキャブセッティングにすれば78°だろうが80°だろうが82°だろうが全然平気。78°〜82°カムをチョイスしたお客がエンジン慣らしを終えた後 ちゅうちょする事無くクーラー付けるのが大丈夫の証拠だろ? もちろんエンジン仕様、町乗り用途からすればアンマッチ、乗用車、バネットトラックのA14/A15クランクで目指せ高回転仕様なんて漫画じゃあ無いんだから無理、74°カムあたりがベストマッチだろうが、それじゃあフザケタ遊びにならねぇだろうし、わざ々ネットからPitroadにエンジン制作依頼する意味が無いのかな?と思い、カム度数の選択はオーナーがあみだくじで決めてイイよと皆に言ってます(笑)
ツー事で オーナー!82°カムなら在庫あるぞ コレにしろヨ(笑)


Φピンハイト29.2mm鍛造ワンオフピストン
日本の企業じゃあ どこも10〜20台分くらいの発注じゃあ相手にもしてくれませんが 海外は1台分でも対応してくれる企業が多く存在しますので数が出ない旧車店にとってはありがたい。USAのCPピストン社製です。TS1300用をA14クランクに合わせピンハイトを3.5mmオフセット、ピンハイト以外はTS1300用と同じの優れ物。
ピストンリング合い口点検、では無く 76.90用リングのためギャップ調整が必要。Pitroadは年がら年中やってますので慣れたモンですが、無加工ポン付け出来る吊るしのピストンに慣れちゃったメカには面倒で辛い加工かもしれません。


A12-TS1300用に 強化・コーディネートしたPitroad A12 H-Beamコンロッド。 A12-70mmストローク→A14-77mmストローククランクシャフトへの変更で、ほんの僅かブロックスカートに干渉。手動で無理やり回せば回るので、エンジン慣らしが終わる頃には干渉部分が削れ 異音は消えるだろう?、、、と言う訳には行きませんので干渉部分を削正。Pitroad H-Beamは丈夫な3/8コンロッドボルト採用にともない大端部 69.5mm→75.0mmと剛性UPしてあるからで他社製H-Beamや標準コンロッド改なら当たりません。削るのは大した手間じゃあ無いので ダメだぞ他社製コンロッド使っちゃあ(笑)
強化クランクキャップボルト好評♪ よく売れます
A14クランクシャフト。コレは前期型のデブ(笑) 後期型はウェイトがエグレててスリムなんだよネ。A14前期型とA15クランクシャフトはパッと見同じで測定しないと見分けがつかないので分解した時一瞬ドキッ!とした、まさか?A15クランクじゃあねぇよな?と すぐに仮り組みしA14クランクで有る事を確認した。A型ばかり長年やってると たまぁ〜に違うクランク付いてる事が有る、A14とA15はブロックも刻印が違うだけで基本同じだからネ。中身が見えないヤフオク出品エンジン、ミッション、デフ、人は騙されても自分は大丈夫!と信じ込み 高額入札してる光景は私には考えられない、、、
A14クランクで良かったけど、『お客様 外したクランクはA15でしたので使えません』と電話し 泣きべそかくのも見たかったナ(笑)

シリンダーブロック塗装はエンジン新規製作のハイライト、素人でも仕上がりの良さ、イマイチさが解るからネ。昔は実動車から降ろしたエンジンをベースに出来たが 今は長期保管ベースエンジンがほとんど。ウォータージャケット内に蓄積したヘドロを取り除くため 水メクラ栓取り外しは必須。他のパーツは再使用可能ではあるが 数十年経過のA型エンジンは どれも劣化が酷い。見て見ぬふりの再使用なら簡単だが 外せるパーツは全て新品交換がPitroad流。新品への交換部品は見れば誰ても解るから 説明しないと解らない箇所をレポートUPを利用して書いとこう。規定トルクで締め付けるヘッドボルト穴へのタップ立ては当たり前だが TSサニー屋はミッションとドッキング ボルト穴のタップ立ても当たり前、錆びだらけのノックピンを脱着しレストアしとけば Eng & T/M脱着整備性も抜群、その他、随所にこのような処理を施して有る。レース車両と違い頻繁にEng&T/M脱着はしないストリートチューンには不要かもしれないが、コ〜ユ〜事やってくれるからPitroadに依頼するんだろう?と想像し続けてる。
エンジンブラケット穴開け・軽量化、何の意味も無いファッション? 私はこの遊び心が凄〜く大切だと思ってる、遊び心が無くなった時が私が辞める時、まだ当分続けます(笑)


昔はお客に 『何色に塗る?』 って聞いてた。さすがにピンクと言われた事は無いが、ホワイトだのイエローだの 殴りたくなるような(笑)色しかリクエストして来ないので今は聞かずにPitroadブルー。 別にブルーに拘りがある訳じゃあない、ブラックでもレッドでも、何ならピンクでも、色は依頼者の好き勝手、とは思っているが、明る過ぎる色は綺麗に仕上げられないのでパスしたい。ブロック塗装の定番 日産ブルーもあまり好きじゃあ無い、艶消しっぽく地味だし 多くの人が塗ってるからオリジナリティーに欠ける。地味で無難な女房色?日産ブルーじゃあなく、明るく派手な売春婦色?にしろヨ!がコレ


内燃機屋からシリンダーブロック ボーリング&ホーニングが仕上がって来ました。外注依頼前に洗浄しましたが、もう少し丁寧に下地造りをしてから塗装に進みます。

38/32-8mmビッグバルフ仕様シリンダーヘッド完成
スタットボルトオール新品、サーモカバー・ヒーターコネクター新品、極めつけは3ケ所の水穴メクラ栓を錆びぬステンレス製で新調、ステンプラグはマニ面ツラ一にしてぇよな?と ブツブツ呟きながらタップ切りしてるオヤジの様子は結構気持ち悪いです(笑)
綺麗で格好良いでしょう?誰でも出来そうに見えるでしょうが 何時もお客様のために 無駄を省き 早く 安く 作業してる普通のメカニックは無理。付いてた汚れたままのスタットボルトで用は果すし、ド〜せ見えなくなっちゃう箇所、技術的にではなく 精神的にバカらしくて出来ないんです。


バルブ擦り合わせ、バルブスプリング取り付けが終わったのでショートパーツを取り付けます。どのパーツも洗浄し再使用可能ですが、コレはやらなくてもイイ?やっちゃあいけない?楽しい旧車遊び、Pitroad流に言うと 1/1プラモデル 大人のオモチャ。イイ歳ぶっくらかしたオヤジ達を子供の頃に戻し ニコッ♪とさせるにはド〜すれば良いか?を何時も考えながらやってる
強化バルブS/P type-C、Wスプリング用シート、OILシール、リテーナーとコッターはSスプリング用もWスプリング用も一緒なのでA14に装着されてた標準品を使います。


内燃機屋からシリンダーヘッド加工が仕上がって来た。シリンダーブロックも来週仕上がって来るらしい。予定より少し早いかな?

A12シリンダーブロック
8/24 シリンダーブロック ボーリング&ホーニング。シリンダーヘッド バルブシートカット、面研に外注依頼しました。仕上がって来るまで1ケ月くらいUPは有りません。加工が仕上がって来たら塗装します。


外せるパーツは全て外しレストアします、新品には蘇えりませんが新品エンジンに近ずけます。どんな車種でも扱うオールマィティなショップやプライベーター達に『ココまでは出来ねぇヨ』と言わせる仕上がりで納品します、お楽しみに
A12シリンダーブロックはPitroad在庫分を使い組み上げ、完成したら 降ろしたお客のA12を下取りします。お客のA12を降ろし 1〜2ケ月不動車にしておくより効率良いですからネ。

A14楕円ポートシリンダーヘッド
A14シリンダーヘッド再生しました、本日38/32Φ-8mmビッグバルブ加工、ヘッド面研に出します。
再生理由は、ヘッドがダメだからヤフオクで落札し直送させろ、と言っても どのお客も もう1度ハズレを掴まらせたく無いので 全員 任せますからお願いします、と言うのが100.%。素人よりは目利きが出来るとは言え 皆と同じくヤフオク出品の写真だけで○か?×か?の判断は無理、弊社が落札したハズレをお前が負担しろ!は理屈であり現実は無理ですからネ。弊社に在庫は有りますが割高。ボッタクリでは無く、旧車パーツのハズレは日常茶飯事、商売ですのでハズレをプラスし割り算したのが弊社の販売価格。ヤフオク落札のハズレは皆 経験してると思うので 何度か痛い目喰らえば 弊社の販売価格が高くないのは理解出来ると思います。

ネジピッチ違いを無理やり締め込んだシズミプラグが 炙って何とか取れたのでヘリサート加工で再生する事にした。ヘリサートは間に合わせの応急処置では無く以前より丈夫になる優れ物です。
一応、コレを捨て 新たなヘッドに替えるよりは安価で済むので再生を選択、要は傷み具合と修理代しだいって事だよね

この件とは直接関係無いけど このレポートも多くの人が見てるだろうから記しておく。ヤフオクが騙し合いは皆 ご存じの通り、しょうがねぇよな このシステムは変えようが無い。自分は違うと思ってても 皆 この非常識に慣れちゃってる。Pitroadへの下取りパーツが最近非常識なのが多い、エンジン下取りなんか実際に降ろした物では無く、放置しといた錆だらけのゴミを送って来るケースが増えてる、沢山金使ったからの甘ったれなんだと思う、ダメだからヨ、修理個所が有るのは減額、使い物にならないのは返送、下取り却下してます。次のお客にゴミパーツを使う店じゃあ無いので このくらいイイだろう?と 甘ったれないように


悲しいお知らせです。A14楕円ポートシリンダーヘッド、いじくり壊してあり使えません、ゴミです、代わりのヘッドを使うようになります。
現在OER45Φに付いている原田商会製インマニは上側4本止めですよね?このヘッドの前オーナーは上側2本止めのTOMEIインマニを装着していたと思われます。外した4本のスタットボルト穴は そのままにしておけば良かったのに 遊んで見たかったのでしょう?下側3ケ所の水穴埋めシズミプラグを付けて見たくてタップ立て、いい加減にやってあるのでシズミプラグはピクリとも動かず破損させないと外せません。コレを理由に お客にTOMEIインマニに替えろヨ、の誘惑も1ツの手段なのですが、TOMEIインマニ用スタットボルト2本もいい加減な作業のため曲がって付いており↓写真のように付きません、たぶん?インマニ側をドリル等で削正、拡大し無理やり付けていたのでしょう? 直そうと思えば直せますが、シズミプラグ破壊取外しx4、スタットボルト穴新規開け直し+ヘリサート加工x4は、中古A14楕円ポートヘッドより高額に成ると説明すれば ご理解頂けますでしょうか?

A14
使うのはA14クランクとA14楕円ポートシリンダーヘッド2点のみの予定でしたが、将来的にクーラー付きにしたいとの事なので、装着されていたクーラーベルト対応WクランクプーリーをA12に移植する事と、一応コンプレッサーブラケットも保管しときましょう。
数十年物ですので けっこう大変です
お客様 持ち込みのA14をバラし クランクと楕円ポートシリンダーヘッドを使います。

QUICK SHIFT
A-Series Gearbox
Pitroadに入庫するミッション全部に行っているタップ切り加工。お客が後から購入しても簡単にガッチリ装着できるように。
素人はタップ切り嫌だよな?タップ切りやるくらいなら死んだ方がマシ?(笑) でもダメだよナ、やりたくない 面倒臭い事はパスし、簡単で楽して良いチューンUPにはならない。カタログには簡単に装着できるボルトオン取り付けキットも設定してあるが、あれじゃあ今までと同じ。シフトレバー止めも重要、純正の樹脂ブッシュを潰れるまでボルト&ナットで思いっ切り締め付け動き渋くしてねぇか?半世紀以上前の昭和の車の取り付け方で有り チューンドA型ミッションにはアンマッチ。 Pitroadクイックシフトの構成部品アルミブッシュに替え、ピン+Eリング止めにすれば スムーズな動きに変貌します。


ローバック5速(FS5W60L)
お客が直接購入した60ミッションが直送されて来た、効率良いよね、A14エンジンもコ〜しろと言ったんだけど、、、
オー!綺麗ジャン と お客と一緒に見てたサンドブラスト? メディア何番使ってるんだろう?と 興味津々だったが 何だ?塗装か?とチョッピリ残念。ウチじゃあTSサニーオーナー相手だと塗装じゃあ嫌がられるナ、綺麗でマズイ事は何も無いので 素人のストリートチューンユーザーにはウケそう:

A12-1428cc新規制作
A12ベースにA14クランクを投入しての排気量UPが続く。この仕様は B110サニー拘りの前ディスビーA12にイイんじゃあねぇ?で商品設定したのだが サニトラ乗り達にも好評! サニトラチューンは昔から 車検がド〜にか成るんなら 搭載しているA12は捨て、A14/A15ベースが安くて速くて良いぞ!と勧めて来た。なので、何で?割高のA12-1428ccにするのか?メンティナンス側は???あまり解ってない
Pitroadユーザーの平均年齢は ストリートチューン50歳前後、TSサニー60歳前後。皆 酸いも甘いも知り尽くした大人、一般社会での地位は高く、景気良い自営業の社長サンが多い。30歳代は金無ぇだろうからPitroadに来なくてイイぞ!の冗談が出そうです(笑)
ここの所 ストリートチューンは、ハコトラ、ブルトラ、サニー顔にワークスオーバーフェンダー貼ったフザケタ仕様が多い、昔風の言い方だとヤングオート仕様?レース屋に暴走族仕様は嫌われるかな?と思ってる人が多いと思うので記しておきます。昔からヤングオート仕様大好きです、CARBOY族は嫌いだった、理由は単純、ヤングオートは無駄金いっぱい使うけどCARBOYは貧乏なケチばかりだったから(笑) 車種的に サニークーペ1200GX-5 純正ストライプ貼った極上車もあまり好きじゃあ無い、解るだろ?形に残るパーツに金は掛けるけど、ドブに金捨てるようなチューニング費用は使わないからネ、GX-5は好きだけど ビジネス的にはサニトラの方が大好き。昔は5万円で買って来て5万円しかチューニング費用使わない大嫌いなサニトラでしたが 今は好きです(笑)