A15改1600 製作


完成!
自宅に居ながら作業進行状況が見れるインターネットサービス お楽しみ頂けましたでしょうか?エンジン交換まで弊社で行いますので もう少し楽しめますネ
ボルト&ナット類は 全く見えなくなってしまうオイルパンボルト&ナットを筆頭に全て新品を使いTSサニーっぽく仕上げて有ります。ストリートチューンサニトラはTSサニー仕様に近ずけるのでは無く、独自の格好良さが有るんでしょうが、どこをド〜やればイイのか?私では分かりませんので乗り始めたらオーナー様の好みにモディファイして頂ければと思います。

バルブタイミング調整、通称バルタイ。プライベートチューナーをワクワクさせるようなノウガキ書けりゃあ販売に結び付くよナ、と何時も思っているのだが、、、名文が浮かばん(笑)

バルタイかぁ〜、、、思い出すなぁ〜、このお客さんが生まれるもっと前、1970年代 プライベートチームでTSレース参戦。バルタイが決まったのは夜が明け外が白々と明るくなって来た頃、の文句が似合う時代。私の担当メカニックは夜中12時近くなると何時もバルタイが出てました、腹へって家に帰りたくなるとバルタイ決まっちゃうんだよネ(爆) レベルも低かったし 今と違い情報も乏しかった、担当メカが悪かった訳じゃあ無い、レースはいつもトラブル、リタイヤ。たまぁ〜に好調だと私がミスしてクラッシュ。シッチャカ メッチャカだったけど楽しかったです。

バルタイは数十分で終わります。夜中から朝方にかけてまでバルタイが決まらない人は、ヤリ方間違ってます。

ロッカーアーム関係は全バラにしホンノ少しでも動きが渋い所は全て修正。ノーマルエンジンなら外した状態の汚ねぇまま付けても大丈夫ですが、ハイカムを入れ これからブン回すチューンドA型には必須項目。たぶん?ココはA型SPLチューナーじゃあないと分からないしやらないと思う、今の時代 OHVならではのアキレス腱 分かるチューナーいないでしょう?それに地味でつまらない作業ですからネ。新品WPCロッカーシャフトに替えときました。

加工が仕上がったカム山を1ケ々面取り。リフターがカム山の中心からズレて接触しているのは知ってますよネ?リフターはスムーズに上下するだけで無く同じ所ばかりが当たらぬようスムーズに回転させる必要があります。こう説明すればカム山の面取りと、カム リフター逃げ加工を手間隙かけ丁寧にカム山を形成しているのが気休め、ファッションでは無いのがご理解頂けるのではないでしょうか? ご理解頂けねぇよナ、電話で聞いてくるプライベートチューナー全員『リフターが磨耗しないためにどのような加工してるのでしょうか?リフター当たり面にチップを貼る?WPC加工?タフト加工?』、『リフター自体への加工はしておりません、ちょっと面倒だろうけど このような加工を』 と説明しても聞いているプライベートチューナーはゼロ。まぁ、、、悪くはねぇよな、私も遊びは面倒な事は避け、お金払ってクリアーしてぇもんな、、、
カムは A14改1500で富士2分切りをマークしたスペシャルのコピー、ノーマルロッカーアームレバー比のままでバルブリフト11.0mmオーバー!A12-1300高回転、低トルクの逆の、低回転、高トルク仕様。

ゴメンねお客さん、スタートから順調に進んでたんだけど、ハイリフトカム加工でツマヅイテしまいました。何時もはすぐ納品になるので数を纏めてから依頼したら、ちょうど混み合った所に重なってしまったらしく思いの他時間が掛かってしまいました。届きましたので作業再開できます。

ココの遊び心加工はカムボルト。これもストリート用には全く関係が無く、TSサニーの定番 スミスクロノメトリックタコメーター用。知ってるかい?大昔のF1に付いてたタコメーター、空吹かしするとカチカチと変な動きで上昇するタコメーター、テレビか何かで見た事あるんじゃあないかな?全部じゃあないかもしれないけど在庫が有る時は無意味だけどストリートチューンエンジンにも付けて来ました。数年後に誰かが開けて見た時に楽しいジャン、ふざけた遊び心です。

ハイカム納品待ち。今日届くか?今日こそ届くだろうと待ってたら週を越してしまいました。1週間もUPが無いとお客サンが限界でしょうから何かでお茶を濁さないと、、、
ピットロードチューンは全てOILパンに油温計センサーアダプター取り付け。お客さんが油温計付けるか?付けないか?なんか知ったこっちゃあ有りません、この方がTSサニーっぽくて格好イイから。アダプター付けるのは簡単なんですが、数十年物のOILパンの掃除が大変!、凹んでる所をプレスで整形、整形によるオイル滲みが起きぬよう 念には念を入れ裏側をエキポシでシーリングしたりと、丸1日は掛かりませんが半日では終わりません。TSサニーは全部 新品OILパンを使います。錆びて凹んだOILパンをレストアして得した気分になるのは素人、新品OILパンの必要性が分かるのは数十基クリアした後ですから、、、ストリートチューンはレストアでOKか?

エンジンブラケットをホルソーで肉抜きし数グラムの軽量に成功(笑) このような やらなくてもよい 無駄な?遊び心加工の積み重ねが格好良いレーシングエンジンになるんだ!と思い込んでやってます、私って間違ってますでしょうか?
ブラケットにオフセット穴あけ加工を施しA12→A15 全高15mmUPに備えます。ちょっと前に行ったB110は10mmオフセットでもOILパンとエンジンメンバーの隙間に余裕が有ったので 今回は12.5mmオフセット。#23号車はエンジン高は関係ありませんが、エンジンを前傾、水平、後傾の微調整が出来るよう このような多穴タイプにしてあります。付くようにしか付けず キャブ油面を語ってるプライベーターとプロの違い。
コ〜ユ〜地味で目立たない加工がレース屋サン仕上げなんだヨ、分かるかいお客さん?分かんねぇだろうなぁ〜(笑)
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バルブ摺り合わせ。21世紀の今 タコ棒でバルブ摺り合わせやってるの私くらい?電動式って使った事はもちろん 見た事も無いんだよネ。4バルブ 6気筒 24本を年がら年中摺り合わせしなくちゃあしょうがないなら買うけど A型はたかが8本、一生手動だな(笑) 昔はリズミカルに叩けてたんだけど、最近リズム音痴です(爆)
燃焼室容積測定。何ミリ面研したから 何ccくらいだろう?は ほぼ分かりますが さすがにコレだけは測定しますネ。
何の変哲も無く 小さな面積の燃焼室にパワーの根源が隠されている!とは漫画では有りませんので申しませんが、エンジン全体のバランスでパワーを出すための重要な1ケ所で有る事だけは確かです。

38/32Φ-8mmビッグバルブに合わせたシートカットと面研が仕上がって来ました。バルブを摺り合わせ 強化バルブスプリングType-Bを組み込みます。
シリンターブロック同様、シリンダーヘッドも新品には成りませんが 可能な限り新品に近ずけワークスチューンならではの完成品を目指しましょう。

TSサニー用ロッカーカバー
標準から付いてる邪魔なホース受け、ワイヤー受けステーを削除。ブローバイパイプを切断溶接。両サイドにリターンS/P受けステー溶接。アクセルワイヤー受け溶接、穴あけタップ立てイモネジ取付。標準アクセルワイヤーがガタ無くピッタリ収まるのがウリ。誰も褒めてくれない地味な作業でエンジンルーム内のヒーローには成れないパーツだが、一番重要と言っても過言では無い。
TSサニーA12-1300に装着するTOMEI製INマニにジャストフィット。お客様が持ち込むINマニは たぶん?原田商会製、ストリートチューンで使うには何の問題も無い。しばらくはTSサニー用ロッカーカバーが付いてるな、のファッション。
シリンダーヘッド加工が仕上がって来るまでの間、付属パーツの加工をしておきます。標準フロントカバータイミングマークの目盛りは25度までなので、30度、40度、50度の線をケガキ、40度の刻印を打ちます。点火タイミングはフル進角38度、アイドリング時は10〜12度くらいを指すはず。イイかげんに合わせフル進角40度超えで走ればノーマルではありませんので一発で壊れます。
フロントカバーにマーキングするのは素人用。プロ用はタイミングマークOを支点にクランクプーリーにマーキングを施します。素人は点火タイミングを理解していないのと、重要性が分かっていないので、標準タイミングマークに延長してマーキングした方が間違えずに済むからです。

A15クランク曲がり修正、NISMOメタル、クロモリコンロッド、79φ鍛造ピストン。クランクを組み込んだ時点でスムーズに回るかを確認、数値には表せない経験で判断する箇所、ピストン・コンロッド1気筒連結の度に回転させるチェックX4、コンロッドキャップ部分で遊び、他 を確認し腰下完了。
プラスチゲージ測定の写真をUPしてありますが、お客様と初心者用であり弊社では使用しておりません。遠い昔クランクジャーナル研磨、アンダーサイズメタル使用時に使った記憶が薄っすら残ってるくらい。最初は誰でも整備書片手に測定器で計りまくって組み上げて当たり前、料理が初めての人に、小さじ少々、大さじ一杯では分かりませんから、何cc、何g 表示が必要と同じ。ただし整備書見ながら組んでいる内はレース用エンジン製作にはほど遠い。レシピ片手に 砂糖?g、醤油?ccと測って作る料理は お客様にお出し出来る味では無いのと同じ。

今回の作業進行状況UPに 何時もと違い 測定ゲージの写真を多く取り入れているのは 依頼者が今は違う職種ですが、整備士学校を卒業ししばらくディラー勤務経験が有ると聞いたから。自分が教わって来た事が登場して来ないと 手を抜いているんじゃあないかと思われぬようの気ずかい。過去多くの同じ経歴の持ち主が来社したがお客さんになったのはゼロに近いと思う。自動車整備知識が豊富な学校の先生に習い、最新設備の中で実技を受け、知名度高い自動車会社に就職し綺麗な工場で仕事してる人には、小汚いチューニングショップに偏屈オヤジの組み合わせは受け入れられないようです。会話してる最中 この変なオヤジより自分の方が優秀と顔に出ますもんネ(笑)。ディラーマインドコントロールから抜け出せない若人がほとんどの中、何でお客さんがウチを選んだのかエンジン完成時に教えて下さい
チューニングUP、レーシングエンジン製作は学校の先生では出来ません、正しい事しかやらず、常識の範囲内でしか、考え、行動が出来ないから。レーシングエンジンは一般常識からすると、やってはいけない、危険で、金をドブに捨てるような無駄の繰り返し。常識ある大人ではダメで、“悪”で有る必要があります。男は誰でもやっちゃあいけない危ない事大好き、学校の先生では教えてくれなかった極悪非道エンジンお渡ししますので もうしばらくお待ち下さい(笑)

鍛造ピストン+クロモリコンロッド、当時だったら大威張り出来たレーシングパーツが今ではストリートチューンの定番に成りつつあります。
コンロッドのピン穴をフラップホイールで微調整、勘で行う手仕上げがウリ、レースで培った経験と勘と言っときます。ピストンピン穴も発売当初はピストンを温めてピンを入れて下さい製品でしたので微調整して入れてましたが、今は改良されベストクリアランスで納品されてます。
ピストンリング合い口測定写真はお客様用にUPしただけで、何時も使ってるピストン、何時も依頼してるボーリング屋サン仕上りをイチ々チェックはしません、行うのは初めて使うピストンの時と、76.85φピストンのリングが76.90φ用なので、リング1ケ々削正、測定を繰り返しギャップ調整します。
A15クランク、そのまま使用可能でしたが曲がりのみ極力ゼロに近ずけ修正、ダイナミックバランス調整はクーラーベルトを掛けるWプーリー仕様のため行わず。

ピストンリングは専用のオイルストーンで1本々角の面取りを行います。使用メタルはNISMO製、A15-1.6Lはノーマルメタルでも全然大丈夫ですが、鍛造ピストン+H断面コンロッド仕様にノーマルメタルでは舐められちゃうからNISMOがイイよな?(笑) メタルも1個々オイルストーンで角の面取りをします。素人から見れば面倒、大変に感じるでしょうが、メタルOIL穴拡大、バリ取り、他 も行うA12-1300と比べればA15-1600は楽チンです
私はよくエンジンチューンを料理に例えます。家庭料理はスーパーから買って来た食材をそのまま、何だったらタッパーのまま食卓に並べたってかまわない。同じ料理でも代金を支払って頂くお客様にお出しする料理はそう言う訳には行きませんよネ。食材に包丁を通し、一手間 二手間掛け タッパーでは無く 料理を引き立たせるお皿に 付け添えを加え 綺麗に盛り付けてお出しするのがプロの料理人、プロのチューナーも同じじゃあないでしょうか?
プライベーターはイイのよン♪ スーパーから買って来たままで、包丁を通そうが、一手間加えようが、盛り付け綺麗にしたって、味には関係ねぇ?

ピストン、コンロッド重量合わせ。コレにはプロの精度は一味違うぞ の拘りは無い、お客様のは±1gだったら十分、#23号車用はピストンとコンロッドの組み合わせのみ。顔が映るくらいピッカピカに磨き上げながら0.?gを追求するプライベートチューンに拍手。
ピストンにはピンへのOIL穴追加工とスカート面取り加工を施します。ピットロードは、ピストン加工に限らず全加工ですが、穴開けや削正、加工が破損やトラブルに繋がらなければ行うようにしております。このスカート面取りもネットで見ている人が鋭角の所を丸く削って有るな、が見えるよう大げさに加工、ピストン使用に支障は出ないからやっているだけで正しい加工方法とは言いません。1点でも多くの加工を盛り込みお客様に楽しんで頂くと共にお得感を持って頂ければが趣旨。効果の有無、性能UPに結び付くか?は別問題です。

シリンダーブロックの塗装は プライベーターにとっては色選びと共に楽しい作業でしょうが プロにとっては素人とはレベル違いの仕上がりにし、工賃払ってでもやってもらって良かったと思われなくてはなりません、成ってますでしょうか?
各メクラ栓やパイプ類を取り外し 塗装後に新品を取り付ける中でOILレベルゲージガイド交換がチョッピリ自慢。初チャレンジの人は何度か失敗しますので数本用意してからの初トライがお勧め。ブロック前側のスタットボルト3本、後側のノックピン2ケを外してのオイルストーン仕上げに気ずいて頂けてますでしょうか?1ケ所々全てのクローズUPは出来ませんが、パーツを外した箇所は全てフラップホイールやワイヤーブラシ等で磨いてから新品を取り付けております。

どうかな?お客様、OIL通路に付けたシズミプラク5ケ所+1ケ所、格好良く見えるかな?皆に自慢するんだぞ(笑) 液状ガスケット塗る必要無いトコなんだけど、わざと白い液状ガスケットをハミ出させ目立たせてます。水メクラ栓の白いガスケットハミ出しもファッション、プロが見ればピットロードのオヤジまたフザケてるな が分かるでしょうが、素人が見てコ〜しなくちゃあいけないと勘違いするといけないので一応書いときます、知らずに塗ってると分かって無い奴と思われますのでご注意を

ボーリングが仕上がって来たのでシリンダーブロック面取り加工。大昔ならともかく 今の時代 コレやんなくても大丈夫だよなぁ〜と 何時も思うのですが、、、長年やって来たのを今更辞めてもしょうがないし、コ〜ユ〜地味な加工は年寄りチューナーに似合うんじゃあねぇか?と 続けてます。本来はこんなに大げさに削る必要は有りません、レポートUPの写真が見易いよう ちょっと大げさに削ってます。
面取り方々 こちらも今時流行らないブロック砂落とし。B110サニーA12の頃は鋳造精度が悪く、砂落としした方がよいブロックが多かったですが、A15は綺麗ですからヤル必要はありませんが、レース用エンジンぽく見せる遊び心。

リフター通路 動き点検・修正。ノーマルは多少動きが渋くても上下すればOKですが、ハイカムを入れブン回すA型は必須項目。リフター1本々差し込んでスムーズに上下するかを確認し動きが渋い箇所はスムーズに動くよう修正、リフター磨耗、カムシャフト虫喰い防止に効果が有ります。リフター通路面取り加工はファッション、将来誰かがこのエンジン分解した時 何かやってあるのが分かるようにと、レポート見てる人が確認できるよう削っておきます。
OILポンプ差し込み口加工。コレはA型を熟知しているチューナーにウケそう。まれにですがOpt'オイルポンプが入らない事が有るので当たる所を削り綺麗に修正しときます。サニトラに搭載するコノA15にOpt'オイルポンプを装着する確率はゼロに近いでしょうが、このようなレース用加工を盛り込んでくれるからウチに依頼したんでしょうからネ、レポートUPのネタにもなるのでちょうどイイです

シリンダーブロック オフセットボーリングが仕上がって来ました。
毎度のワンパターン レポートは飽きたでしょうから ちょっと過激、オーバーにコメントして行きます、ケースbyケースですので鵜呑みにしないように。
1/1000でも正確にするための ブロック穴1番には1番ピストン、ブロック穴3番には3番ピストンの指定は不要、リセスさえ合っていればどこの穴に入れようが性能差は出ない、こうした方がお客様が気分良いだろうから4個ピストンを渡しボーリング依頼してるが、ピストン1個で4ツの穴をボーリングしても全く問題は無い。
加工が仕上がって来てからの測定。このような画像をUPした方がお客様がキチンと丁寧にやってくれてるんだと勘違いするだろうから写真を載せてるだけで、プライベーターの勉強、楽しみ、遊びです。TSサニーでトップグループを走らせるメカはまずやってないと思う。まず 有り得ませんが見た事も聞いた事もないピストンとボーリング済みブロックを持ち込まれたら隅から隅まで全部測定します。
チューニングはどの箇所も右もあれば左も有る、チューナーによりヤリ方も様々なのでこれが正解は無い!と書きたい所だが、料理や音楽のように好みや視覚が入る番付けと違いエンジンチューニングは1着でゴールしたのが正解です。
プッシュロッド通路間を貫通させるのはエンジンOILを少しでも早くオイルパンに戻すため。効果の有無はエンジン君のみぞ知るだが、仮にメリットが無かったとしても デメリットは無いのでファッションを兼ね加工してます。
ボーリングで巣穴は空かなかったので次に進めます。

コンロッド。通常 組み込む直前まで封を空ける事は無いのだが、何の気なしに空けて見たら、、、あら?Pitroadロゴ入れてくれて有る、嬉しい!
A12コンロッドはPitroadオリジナルなのでロゴ入りだが、A14/15コンロッドは既製品なので今まではロゴ入れ無し。ココの所コンロッドの売れ行き順調なので製造元が気をきかしてくれたみたい。小端部のブッシュもA12と同じにオイル溝を追加工してくれて有る。依頼者がリクエストしていないのに遊び心を導入しての納品はUSA製ならではでしょうネ、日本じゃあ考えられませんもんネ。何はともあれ得した気分です。

シリンダーヘッドを面研し圧縮比UPを謀るのがメカチューンのセオリーですが、A15はノーマルがピストンヘッドを彫り深く凹まし圧縮比調整してあるため、ピストンヘッドがフラットな79φピストン投入だけで圧縮比が高く成り過ぎてしまうためシリンダーヘッドの面研は行いません。ヘッド面研をしなくてもまだ高圧縮比なため厚めのメタルヘッドガスケットで圧縮比調整を行うのがA15-1.6L。私のような年寄メカの多くはNAチューンにブ厚いヘッドガスケット付けるなんてとんでもない!燃焼室を削ってでも薄いヘッドガスケットを使わないとスキッシュエリア効果が!と正論を述べますが、手間暇、お金を掛けた0.8mmガスケット使用とブ厚いガスケット使用の差を、実戦のレースでデータどり出来ているのがピットロードチューンですのでご安心下さい。
と、まぁ、ノウガキはこっちに置いといて、初心者はシリンダーヘッド面研がチューニングメニューに入っていないと寂しいでしょうから面研します。圧縮比を上げるためでは無く、物体は何でも凸凹なので可能な限り平らにする修正面研です。金に糸目はつけずコンマ1秒でもタイム短縮を狙うヘッドチューンは40φ/33φ-7mmビッグバルブ投入がスタートライン。数年乗りオーバーホール時期が来ましたらぜひバージョンUPにチャレンジ下さい。一緒にポート研磨もお勧めです。
シリンダーヘッド修正面研と、38/32Φ-8mmビッグバルブ装着のためバルブシートカットを内燃機屋サンに外注依頼しました。ヘッドかブロックが仕上がって来るまで
しばらくUPは有りません。
シリンダーヘッドの水メクラ栓交換。よほど錆、腐食が進んでいなければ替える必要はありませんが、人が面倒でやりたがらない事をやるのがピットロードチューン。ファッションとして綺麗な新品メクラ栓を取り付けます。
インマニに伝わる水穴2ケ所、液状ガスケット塗り込んで終わりではプロっぽくないので、タップを立てシズミプラグで埋めます、水廻りですので錆びないステンレス製。


シリンダーヘッド分解・洗浄
シリンダーブロック同様、スタットボルトを筆頭に外せる物は全て外しオーバーホールがピットロード流。

シリンダーブロックボーリングとクランク曲り修正を内燃機屋サンへ外注依頼。2週間くらいで出来上がってくるかな?
昔は加工、洗浄する前にまずはボーリングでした。79Φピストンでボーリングすると確率は低いが巣穴が空いてしまう場合があります。A型エンジンが今のように高額では無かった時代は巣穴が空いたら惜しげもなく捨て別のブロックでボーリングしてたものです。現在 A14/A15ブロックは高いですから、万が一このブロックに巣穴が空いたとしても捨てずに、スリーブ入れボーリングをするようになるので加工前に加工、洗浄したと言う所です。巣穴空いちゃったら追加料金掛かるヨ!お客さん

クランクシャフトもシリンダーブロック同様オイル通路の蓋を貫通させ完璧に近い洗浄に備えます。TSサニー A12クランクであればやって当たり前の加工だが、A14/A15クランクではほとんどやりません。ストリートチューンだし、面倒くさい、コストパフォーマンスに見合わない、、、が本音かな?
昔はA15クランクはやらなかったけど、お客さんにとっては初めてのエンジンチューン。たぶん?今だけは子供より大切なA15クランク(爆)やっといてやるかぁ〜・・・と、長年 TSサニーやってる佐野サン、昔と違い、丸く優しくなってます(笑)。H断面コンロッド投入しなかったらシリンダーブロックもクランクもレース用加工はしませんでしたネ、買わなかったから、では無く、エンジン全体のバランスです

A15-1.6L KAMEARI鍛造79φピストン入荷。シリンターブロックボーリングに出せます。スライドカムスプロケも同時入荷ですが、ハイリフトカムは在庫分の写真撮影用。現在ノーマルカムをハイリフト加工依頼してます。

シリンダーブロック洗浄にこれで終わり、完璧は有りません。
きっと?オーナーは まだA型チューン初心者だから 何やってるか分かんねぇだろうなぁ〜ストリートチューンには不要?な オイル通路を全部貫通させ完璧に近い洗浄が出来るよう加工してます。通路が行き止まりだと いくら高圧洗浄してもパウダー状と化した鉄粉は取れません。毎レースごとにオーバーホールするTSサニーには欠かせない加工。ストリートチューンは? エンジンブローしない限り途中のオーバーホールはほとんどしませんから通常はやらないのですが、TSレースやってる所で造ったエンジンの証になるので遊び心加工です。
1/4シズミプラグは見えなくなっちゃいますが、小さい1/16シズミプラグは見えます。エンジンルーム内を覗き この1/16シズミプラグに気ずけば 分かってる奴、これが格好良く見えるようになれば、A型チューン“おたく”の仲間入りです。

4気筒 OHV A型チューンはB級グルメ、ラーメン、焼きそば、カレーライス。誰にでも簡単に作れ、皆で 味自慢、腕自慢が競える楽しい逸材。
立派で綺麗なお店では無く 屋台でA型 B級グルメを売ってるピットロードですがお値段はちょっとお高め。お高い料金を頂くプロの仕事がどのような物か、依頼人と一緒にご覧下さい。
作業スタートは全部のメクラ栓、パイプ類、その他の取り外し。料理で言えば仕込みになりますかネ? 地味な作業の積み重ねが良いエンジン造りの全てと言っても過言ではありません。

ここ最近A12-1300ばかりでA15ストリートチューンは久々。オールマィティなショップやプライベーターとは一味違う、TSサニー屋サンが造るA型エンジンを期待しての依頼でしょうから期待を裏切らぬよう頑張りましょう。
エンジン洗浄しての持ち込み ご苦労様、お疲れ様でした。作業が簡素化できるだけで無く、良いエンジンを造ってくれの意気込みが伝わって来ます。

TSカップ スタートしてから気ずいた事ですが、Opt'クロス オーバーホール依頼で来社するオーナーに、ギヤが欠けてないか?オーバーホール可能であるか?を 目の前で分解・点検してあげると凄く喜ばれる。数十年間こればかりやってる自分には、何が面白いのか?楽しいのか?は分かりませんが、ストリートチューンのお客さんも喜ぶのかな?と、持参のエンジンをその場でバラしてあげたら楽しそうでした。同伴の娘サンにとってはパパが中々帰らず迷惑だったでしょうが(笑)

1ケ月ほど前にミッション修理を行ったサニトラ君がA15ベースにチューニングするとの事で、ヤフオクで落札したA15を持って来ました。
可愛い娘サン、まだサニトラの助手席に乗ってくれるんでしょうが『パパのクルマに乗るの嫌!』と言われるのも時間の問題でしょう、、、





ミッション修理
F4W56A