直結5速ミッション オーバーホール&レストア
青森県


2/3 入庫 → 2/7 完成
完成!梱包完了しだい発送可能
写真映りはイマイチだが現物は綺麗です。汚れているように見えるフロントケースだが 数十年に渡り蓄積した地層のような汚れは剥離済み、出てきた地肌はアルミの腐食、人間で言うとジイちゃんバアちゃんの顔のシミみたいなモンだね。ココに塗装しちゃえば某ショップや某オークション出品ミッションのようにデビィ夫人仕様?になるんだろうが ウチはTSサニー屋 カスタムカー仕様は好みじゃあ無い。TSサニーの方も装着しちゃえば見えなくなっちゃうT/M外観の綺麗さが流行。程度良いベースミッション探し競争だが、ヤフオク落札で届く56/60型ミッション ドレンボルトネジ穴クラック入り50%以上と 上物ゲットは中々難しい


EXTENSION ASS'Y-rear
直結5速ミッションはアキレス腱だらけ、ちょっとワイルドなシフトしただけで欠けてしまうギヤ、なので 通称ガラスのミッションと呼ばれてる。強く締めた訳では無いのに舐めてしまうドレンボルト、新車・新品のままのドレンボルトを見た事は無い。その他にも色々有るが リヤケース分解するのにシフトロッド先端のレバーを外すのだが、コレを止めてるロックピンもアキレス腱の1ツ。押そうが叩こうが外れないので破壊して分解、組み上げる時は新品パーツを使う。数十年前は何時でも新品パーツが入手可能、日産純正部品なので たかが数千円、半日も→丸1日費やしても外れないロックピン外しに格闘してるより 破壊して 新品パーツ使った方が安上がりで早かった。
1972年デビュー直結5速ミッション、B110後期〜B210前期の新車に装着されたのは僅か3年間、まさか?半世紀後の現代 これほど多くのF5C56Aが使われるとは 誰一人として予想は出来なかったでしょう・・・
『シフトレバー刺さるあたりからのOIL漏れが酷いんですよネ』、『直結5速か?アレはしょうがねぇヨ、もう とっくの昔に部品は生廃だからナ、OIL漏れはOILが入ってる証拠!諦めな、、、』 21世紀に作動してるf5C56Aはクルマを動かすための駆動パーツでは無くオモチャで有りお宝、ミッションなら漏れたOIL拭き取って使ってりゃあイイが、楽しいオモチャを完璧にしたいのがワガママ?なマニア。たぶん?一般ユーザーの直5のココをやってくれるのは日本でPitroadだけだと思う、感謝してくれ(笑)
コーナーリングマシンTSサニーはブリーザーパイプからOILが吹いちゃうのでホースで繋ぎOILキャッチタンクに導きます。ストリートチューンは どんなに頑張って走ってもOILは吹かないが ホースを繋げるブリーダーパイプに交換。コ〜ユ〜 やらなくてイイ?無駄な事?やって欲しいからのPitroad依頼でしょうからネ? ちゃんとミッションOILキャッチタンク新設してホース繋げヨ、千葉県から青森県まで確認しに行くからナ(笑)
PitroadでO/Hする56/60ミッションは全てクイックシフト ブラケットが 簡単にガッチリ取り付けできるよう タップ切り加工を施し納品しています。
サニトラって? ベアリングやオイルシールをキチッと交換する車じゃあ無く、コ〜ユ〜ふざけた楽しいパーツ優先の玩具じゃあ無ぇ?
見て見ぬふりして来たリヤEXテンション。年々劣化する直結5速、しょうがねぇ 最近はリヤEXテンション フルO/H 25.000円別途掛かりますがヤリます?と聞いてる。オーバーホール後のOIL漏れの時、だからやっとけば良かったのに、と言い訳するためが正直なトコ、本音はやりたく無い、出来る・出来ない確率半々だから。.やらなくても大丈夫だヨ 雰囲気醸し出しながら聞くのだが ヤル!の回答。 オー!外れた!嬉しい!外れず壊したら直5ミッション丸ごとパーだかんナ。 ココだけやってくれのズルイ?依頼は全て断ってる。
1ツ言っとく、プロペラシャフトが刺さる リヤOILシール、あそこはサニーは全車 新品でも OIL滲むからヨ、中には運悪く漏れも有る、プロペラシャフト新品にすれば??? 旧車オーナー全員、汚ねぇゴミで使ってる時は気にもして無いのに、綺麗にオーバーホールされた途端 一滴のOILにギャーギャー五月蠅ぇからナ(笑) 半世紀前のミッション、OIL漏ればOILが入ってる証 頭の隅にインプットしとくように



ミッションケース レストア
オーバーホールのみ60.000円、オーバーホール&レストア75.000円
レストア代 たった?の15.000円ですので マァマァの程度の物でも 極悪品でも掛ける時間は一緒 2時間くらいかな? なので 程度の良いベースミッションはより綺麗に、汚ねぇミッションはそれなりの仕上がり、土の中から掘り起こして来たようなゴミでも新品の如く蘇る?は考え甘い。 15.000円でケースの掃除だけ請け負う訳で無く オーバーホールのオプション。Pitroadオーバーホールは 中身も ケース周りも ほぼ全バラにし 外したパーツはもちろん洗浄して再装着しますので オーバーホールとのコラボで それなりの見栄えに成っているかと思います。.


本体組み上げ完了
センタープレート内で固着していたスペーサーの取り外しに成功したので フルレストアしチェックボール通路3ケ所にOIL穴を新設。このOIL穴は60型ミッションから採用されています。TSサニークロスミッションにも昨シーズンから新設し始めてますが 走行のたびにOIL交換するTSサニーより ストリートチューンの方が効果がありそう。

最悪シフトフィーリングだったであろう?が良くなります と言ったのは画像のシフトフォーク摩耗。ワーナーシンクロであれば廃車まで無交換が普通ですがサーボシンクロはココが摩耗します。サーボシンクロを良く分って無いメカがオーバーホールすると 通常点検する箇所ではないのでそのまま、オーバーホールしたのに大した変化ねぇな? 古いミッションだからこんなモンなんじゃあねぇ?で終っちゃうのです。左が新品 右が摩耗品、画像見ただけで違いが分りますよね?マイクロゲージで測定し交換の有無を決める部品ですので パットと見で分るのは大異常! シフト抜けも直りますし シフトノブ2個分ほど遠くまでシフトしていたのも定位置のシフトに戻ります。納品後 前より全然良くなった Pitroadサンにオーバーホール依頼して良かったと感激され 後はズルズルとPitroad蟻地獄に堕ち 貢いでくれる客になるので、ココの摩耗を発見した時は つい ガッツポーズが出ます(笑)


ワーナーシンクロ仮り組み
チキショー 届いた翌日に本体全部組み上げ、今週中にミッションケースのレストアも終わらせ 1週間以内に納品し驚かせたかったんだが、、、Pitroadで新規制作した56Aなら半日とは言わないが1日掛る事は無い。私の勝手な思いだが、旧車は時間が掛る、時間掛けた方が丁寧に仕上がる と 思い込んでるお客の想いは嫌い。旧車ユーザー達の口癖 『急いでませんから』 も止めた方がイイ。丁寧な挨拶言葉のつもりなんだろうが 逆効果、メンティナンス側のヤル気をそぐだけ。特にボディーレストア、楽しいのは旧車オーナーだけ、どの板金屋のオヤジも断れなく嫌々やってるのが全然分って無い。

センタープレート内で 8Φ-38mmスベーサーが固着し シフトロッド凹をチェックボールが押せてなかったから 5速←N→4速シフトに違和感が有ったんじゃあねぇか?スペーサー通路が真っ直ぐ貫通して無いので入れる方に押す事は出来るが 抜く方に押す事は出来ない、酸素で炙っても取れない。強化センタープレートへの交換で余ったセンタープレートは沢山有るが、付いていたプレートを再使用したいのが旧車パーツならでは。中古パーツはどれも数十年物、どちらもトラブる時は同じだが 付いていたパーツでトラブった方が気分良く?諦めがつくだろう?が再生に時間を費やする理由。スペーサー優先なのでプレートを破壊し取り出し こちらの中古プレートを使います、タダで差し上げますので 万が一トラブった時は諦めて下さい。


サーボコーン → ワーナーコーン
コーンをサーボからワーナーに変更
コーンとギヤは一体で1ツの部品なので、通常 コーンとギヤを分離したり 入れ替えたりはしない。クルマ屋がやる作業じゃあねぇよ!なので 56Aワーナーシンクロ化はpitroad独占。豊富な経験もハイレベルな整備技術も不要、高価な工作機械も特殊工具も不要。必要なのは 『何で俺がこんな面倒臭ぇ事やらなくちゃあいけねぇんだヨ!』を 克服する精神力だけです(笑)
56Aワーナーシンクロ化から早10年オーバー! 21世紀のTSサニーレースのスターティンググリッドに並ぶ50%はPitroadワーナーシンクロ装着車。表彰台の常連トップチームは全てPitroadワーナーシンクロ装着。ミッションは脇役だが 主役を 喰う 名脇役を目指してます
次の目標はストリートチューン。『俺のミッション Pitroadでやったんだぜ!』 と 自慢できるようにしたい。速くて 綺麗で 格好良いTSサニー連中の胸倉掴み 無理やりpitroadステッカー貼らせたりと(笑) 色々やってるのだが 整備技術よりコレが一番難しい


全バラ
依頼者様、何か所も悪い箇所がありましたので凄〜く良くなります。シフトフィーリングは最悪だったろうし、ギヤ抜けもしたろ? このままサーボシンクロのままのオーバーホールでも格段に良くなる所 + ワーナーシンクロへの変更だから別物のミッションに生まれ変わるヨ。分解しながら、ヨシ!このお客はPitroad宗教入信間違いねぇな!と ガッツポーツしちゃったヨ(笑)
前にオーバーホールしたメカニック、ミッションオーバーホールは出来るけど56A初めてで良く分って無いのが随所に伺えた、私も どんなミッションでも得意な訳じゃあ無いから悪いこっちゃあ無い。今回のミッションオーバーホール依頼、Pitroadで良かったナ とは言わないが 普通のショップじゃあ気づかない箇所が多そう? TSサニーやってるトコなら大丈夫、でもTSメカ恐いぞ(笑) Pitroadオヤジ これでもストリートチューンユーザーだからな?って優しい対応なんだぞ(笑)
何はともあれ 完成 納品をお楽しみに


日産純正部品 56Aワーナーシンクロkit
メニューは決った、現在入手可能な日産純正部品は全て新品に交換、標準サーボシンクロをワーナーシンクロに変更。
ココでちょっと夢を壊す?コメントを書いときます。サニー56/60型ミッションオーバーホール依頼者のほとんどはミッションオーバーホールは初めてだと思う。初めての時って何でもカンでも新品に替えたいよな?そんな初心者の要望に応えるべくPitroadではオール新品に替えてます。昔は全部替える必要は無いヨ ダメなトコ だけ新品に替えといたからさ で納品すると お客は口には出さないが寂しそう、オール新品の方が喜ぶので このように変えて来た。サニトラ4速ミッション 新車から 大してOIL交換もせず 真っ黒なまま廃車まで大丈夫だよな? 一昔・二昔前と違い今のベアリングは優秀、交換しなくて大丈夫です。現在Pitroadで行っているのはミッションから異音が出たから修理では無い、楽しいレストア&お遊び、遊びは何でも無駄なら無駄なほど楽しい? 全部新品に替えたって部品代は たかが1〜2万円、気分スッキリ♪ 今となっては貴重な直結5速ミッション!コレで愛して行けるなら安いもの! と 考えて頂きたい。多くの初心者はコレで安心、壊れない と思いたいだろうが そ〜では無い、旧車オーナーの気分が晴れるだけ、ダメじゃあ無い部品を新品にしても性能UPはしない。
お客に優しい普通のクルマ屋ってのはミッションオーバーホールは出来るだろうが・・・今時やらねぇか?効率良い採算の取れるリビルトミッションにするわな。 このようにベアリング、その他をオール新品に交換する作業ってのは出来ない頭の構造になってる。普段の仕事が 効率良く 無駄を省き 安く 早く だからネ。せいぜい手間が掛からないベアリング数個替えてお茶を濁すていど、プーラー使ってベアリング外すだの プレスで圧入なんてのは 手が動かねぇだろうな?(笑) 整備技術じゃあねぇんだヨ やらなくてイイ事ヤルってのは精神的に辛いの。真っ黒に汚れたミッションを簡単に綺麗にできる 温水高圧スチーム洗浄機有るのにコレも出来ない、綺麗にする必要ある?ド〜せすぐ汚れる、見えなくなっちゃう が 先に頭に浮かぶからな、、、。
やらなくてイイ?無駄な事?やってくれるPitroad 有難がって下さい(笑)


分解、ギヤ歯欠け点検
ガラスのミッション56Aですので歯欠けがないかを点検。歯欠けはありませんでしたのでオーバーホール可能です。組み込まれているギヤはB210用でした。依頼時のリクエストは標準サーボシンクロ → ワーナーシンクロへの変更でしたね?見積もりを2パターン送信しますので ご検討の上返信下さい。
ギヤ比
. 1 st 2 nd 3 rd 4th 5 th Rev
B210 3.757 2.374 1.659 1.291 1.000 4.040
B110 1.254
R 2 4
| - | - |
1 3 5
. . 1 st 2 nd 3 rd 4th 5 th
B210 M 32T 28T 25T 22T 19T
C 18T 18T 23T 26T 29T
B110 M 23T
C 28T
歯数


1/31 先送りダンボール発送 → 2/3 Pitroad到着
オー! PPバンドの位置もOKだし キチッと梱包してあんジャン♪梱包はコ〜ディ〜ねぇとな。 ん?発送伝票が 貼ったり剥がしたり繰り返してもダンボールが傷まないエンボスシールの上じゃあねぇな、PITROADロゴの上に貼ってねぇからギリギリセーフか? メールに ミッション少し綺麗にして送ろうと頑張ったのですが、、、が添えてあったからオマケして70点(笑)
いゃあ〜コノ梱包はかなりマシな方、酷いのは 上蓋を底に敷き ミッション突き破ったまま梱包し平気で送って来るからナ。小学生でもコ〜じゃあねぇよな?と考える事を 何も考えず ア〜面倒臭ぇ 届けばイイや が 中年サニトラ乗りオヤジ連中のほとんど。Pitroadストリートチューンユーザー平均年齢50歳前後。高級車は乗り継いで来たかもしれないし、それなりのクルマ遊びも経験して来ただろうが 1/1の玩具 サニトラ遊びを全く分かっちゃあいない。一般人や普通のクルマ屋から見ればサニトラはポンコツカー ウチの工場に持って来るなヨ!と 普通の車屋が目で言ってるのも 自分が楽しいから気づかない。ようやく見つけたメンティナンス先Pitroadへも、俺は金を払うお客なんだ!の 考えのままだから ハチャメチャ梱包でも平気で送れる
読んでっか?横着サニトラ乗りオヤジ連中、ちゃんと梱包し送れヨ(笑)



北海道からのオーダーは多いが、青森、秋田、岩手、山形、宮城県からは ゼロでは無いがほとんど無い。数少ない東北の青森から直結5速ミッションが送られて来た。

千葉県人Pitroad佐野、青森県を目指した事は無いが通った事は有る。1960年代後半 まだ普通免許は無く 仲間と10〜20台くらいでのバイクツーリング、ホンダCB250にまたがり目指せ本州最先端。格上のホンダCB750、スズキT500、KAWASAKIマッハVの尻を羨ましく眺めながらアクセルON。マッハV欲しかったなぁ!!!親に買ってくれなきゃあ学校辞める って脅かしても買ってくれなかった(爆) 当時 東北 高速道路無かったよナ?地元の成田空港← →東京結ぶ東関東自動車道も まだ開通前だった。ひたすら下道走り スピード違反で捕まり 野宿しながら東北最先端目指した、何しに行ったか忘れた(笑) 一番記憶に残ってるのは 途中何度も 道を尋ねるのだが 東北のジィちゃん バァちゃんの日本語がチンプンカンプンで何言ってるのが全然解らない、千葉県人も『そうだっぺ』など汚ねぇ方言使うから他所の県の事言えねぇけど 当時の東北は外国だった
青森県と聞いて頭に浮かぶのは、食べ物でもなく、景色でも無く、陸奥湾サーキット。カー雑誌読んでの知識だけだけど、真田睦明ドライバー(後のTSサニーマイナーツーリングチャンピオン)の むつ湾インターナショナルサーキットでの活躍を ワクワクしながら読んでた





青森県 むつ湾インターナショナル・スピードウェイ
1972年7月にオープンしたが 1973年に僅か10レースほどで幕を閉じた幻のサーキット

所在地 : 青森県上北郡野辺地町大字有戸字向田118