H型 L.S.D.組み込み

H型L.S.D.組み込みの作業行程。
新品L.S.D.及びオーバーホール済みL.S.D.組み込みの行程です
L.S.D.本体オーバーホールとピニオンギヤ交換は別ページに掲載します。 サニトラ、バネットに標準装着のH165デフを使っていますが、締め付けトルク 以外の作業行程は、H145・H150・H165・H190・どれも同じです。
H165デフの重量は約18kg、梱包の重さをプラスしても20kg以内には収まるはず。
北海道・九州から千葉県のピットロードまでクロネコ宅急便で\2.000円、本州からであれば\1.600円前後で届くはず。
エンジン、ミッションと比べれば梱包も簡単な事もあってか?@L.S.D.組み込み、A 1) + L.S.D.オーバーホール、B 1)+2)+ギヤ交換は全国から宅急便で届く一番多い作業である。
梱包・発送についての注意点は特に無い。


H165型デフ分解

通常は分解前に歯当たりを確認する事は無いのだが、昔のようにお客さんが問題なく乗っていたデフを当社で外しL.S.D.を組み込む作業は今は少なく、当社に送られて来る前に1度分解した形跡が有ったり、オークションで落札したデフが直接送られて来たりと、どのように使われていたか分からないデフが多いので一応チェックが必要。
この時点で???があった場合は、ピニオンギヤ脱着工賃や部品代が別途掛かるので、分解前にお客さんに連絡し作業を進めるか相談。


@ A
ケースAssyを取り外す前にサイドベアリングキャップとキャリア本体に刻印でマーキングし、ベアリングキャップが左右どちらかが分かるようにしておく。サイドベアリングキャップは取り付ける時に左右どちらでも良いと言う訳では無いので、マーキングは必要不可欠。

B

リングギヤのボルトを外しケースと分離

C D
リングギヤを外したらベアリングプーラーとアダプターを使いサイドベアリングを取り外す、反対側も同様に行う。 H型デフはどの型もサイドベアリング内側に調整用シムが片側数枚ずつ入っている
E
片側3〜4枚入っているシムをマイクロゲージを使い測定。
組み立て時のバックラッシュ調整に必要不可欠。


F

分解完了の状態





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