サニトラ A12ノーマルエンジンに
キャブ・タコ足 取り付け
サニトラ A12フルノーマルエンジンに、キャブ・タコ足取り付け。 当社に依頼する場合、自分で取り付ける場合、どちらにしても 参考にして頂ければと思います。 |
||
↓
お客様が持ち込んだ中古SOLEX40Φインマニ付きと何用か不明な中古タコ足。既にスポーツキャブレターとタコ足が装着されているのを交換であれば簡単な作業だがフルノーマルからのスタートは結構大変、設備が整っている工場であればエンジン脱着の方が楽だと思います。 | ||
↓
サニトラ後期型は平成車なので旧車の中では新しい部類に属するがそれでも20年経過。初めて取り外すマフラーや触媒廻りのボルト&ナットの再使用は難しく、CRCでは役に立たないと思います。 | ||
↓
A型エンジン用では有るが車種不明の中古タコ足は切った、貼った、溶接の加工が必要。 | ||
A14/15用 新品ブローバイパイプ | スタットボルト4本短い新品に交換 | マフラーG/Kはもちろんボルトも新品 |
仕上げの溶接をし耐熱塗料を塗り完成 錆だらけの所 数箇所クラックも入ってましたからあまり長持ちはしないと思いますが耐熱塗料を塗っとけば少しは延命処置になるでしょう。新品タコ足買うより高くならぬよう気は使ってますが、、、 サニトラのタコ足は安価だからか?新品でも削る、叩く、曲げる、の加工を施さないと付かないのがほとんどです |
||
→ | → | |||||
水穴2ケ所にタップを立てシズミプラグで完全に埋めます。 道具を持っていないプライベーターは最低でも液状ガスケット等で埋めておく処置が必要。 |
||
装着して見ないと○か?×か?が分からないのが中古キャブの宿命。中古でもプレミア付きのキャブなら迷わずフルオーバーホールしてからの装着だろうがこれはSOLEX40Φ
3型。サニトラに付けるのだからきっと?1万円でも千円でも安くでしょう。。。 4本長いスタットボルトが付いているので短い新品に替えボルト先端を削正加工。インマニも削り脱着作業性を良くします。キャブ・タコ足・マフラーの次はメタルヘッドガスケットにしたりヘッドチューンしたくなりますからネ |
||
インマニ レストア完了 新品同様とまでは行きませんがだいぶ新品に近ずいたんじゃあないんでしょうか?1万円でも千円でも安くであれば、持ち込んだ状態のまま装着しエンジン始動、エアー吸いや洩れが有ったら再度取り外しての整備にしてました。60〜70%の確率で汚いまま付けても大丈夫なんですけどネ。。。 |
||
NISMO電磁ポンプをガソリンタンクのすぐ側に取り付けました。エンジンルーム内でも大丈夫ですが真夏の炎天下エンジン掛けっぱなしにしとくと電磁ポンプが空打ちしガソリンを吸わなくなる事がたまぁ〜にありますから、予算が有ればガスを送り出すこのレイアウトがベストでしょう。 | ||
欠品パーツだらけ、外側からだけでも不具合だらけを何とかお金を掛けずエンジン始動させました・・・が・・・ ダメですネ、奇跡は起こりませんでした、エンジン始動とアイドリングさせるのがメーいっぱい、何とか普通に走らせるには2基ともフルオーバーホールと高価なリペアパーツ交換が必要。 SOLEXに限らずWEBERもですがフルオーバーホールすると新品より高くなります。最近では新品スペイン製WEBERを嫌い中古イタリア製WEBERに高価なオーバーホール代金を支払ったお客様がいます。 これはSOLEX40Φ 3型、一般的に貴重ではありませんので新品以上のお金を掛ける意味は無いと思われますが決めるのはお客様。このキャブに数万円掛けるか?もう1度中古キャブを見つけてくるか?新品OERキャブにするか?じっくりご検討下さい。 |
|
お客さんの選択は新品OER45Φ ポン付け、大した調整もせずキッチリ アイドリングし軽快に吹け上がります、試乗もOK、いつ取りに来ても大丈夫です。 中古SOLEX、WEBERをイジクリ回し調子を上げて行くのも楽しいヒストリックカーライフだが、プライベーターの場合、一生懸命やった!頑張った!セッティングが100点満点中何点に到達したのか分からないはず、、、。私の持論だがスポーツキャブレーターの場合新品でも100点は有り得ず80〜90点がイイとこ、このお客さんは80点以下のスポーツキャブレターの判断はこれで出来るようになったはず。 |
||