Pitroadアルミロッカーカバー
滋賀県






サニトラにハイギヤードファイナル取付
A14改1.5Lピットロードチューン+5速(FS5W60A)ミッション+3.7ファイナルCUSCO LSDデフ。これ以上の組み合わせは無い 正に大人のサニトラチューン。
従来の競技車両専用LSDとは違う、車検・ナンバー付き街乗りチューンにベストであろうtype-RS。今回 納品する設定は1.5wayです、2wayにも変更出来る優れ物ですので、次回オーバーホール時に2wayにする事も出来ます。type-RSフィーリングインプレッション、ぜひお聞かせ下さい。

3.7ファイナルデータは無いので 送られて来たギヤsetが並歯型か?高歯型か?の確認は現物合わせ。クスコLSDは高歯型、並歯型ギヤsetが送られて来ても組み込めるよう 専用スペーサーを用意しておいたがラッキーにも3.7ファイナルは高歯型でしたので専用スペーサーは使わずに済みました。

クスコLSDを組み込んだのはコレが初めて。さすが21世紀の製品らしく細かい所まで配慮が行き届いており時代を感じさせる進化したLSD。あえて苦言を呈するなら、LSDケースのプーラーを引っ掛ける穴が小さ過ぎ リューターで削りプーラーが入るようにした。ショップなら対応できるだろうが、プライベーターが組み込むにはちょっと辛い。ココは何度もサイドB/g脱着を繰り返すH型デフのアキレス腱、クスコも今となっては大会社、言っても直さねぇよナ、組み付けるメカ、ケース削正を頭に入れとくように

LSD入荷
LSD入荷

ビフォー・アフター
デフ・ミッション・エンジンは機能を果たせば良い!であればどこに依頼しても同じ?ピットロードは応接間のオブジェを目指しレストアしてます。数十年物のH型デフはどれも真っ黒い油汚れが付着・積み重なっており電動ワイヤーブラシやサンドブラストなどでは全く受け付けません、7〜8割方はケガキ棒を使い手動、2日くらい掛かります。普通の人間ではちょっと無理、脳波逝かれてるオヤジじゃあないと出来ません(笑)
TSサニーオーナー達にもだいぶ浸透して来た。『どうせ見えなくなっちゃう部品、綺麗にしたって性能は変わりゃあしねぇヨ』とは最近言われなくなりました。ノウガキと心の中は違い、1度ピットロード流デフレストアを納品され 別のショップに浮気するオーナーはまず居ないです。

日産純正部品をオール新品に代えます。どのお客にも伝えてますが、デフ、ミッションのベアリングは半永久的、ほとんどが再使用可能ですが、普通のクルマじゃあ無い遊びクルマ、新品の方が気分良く乗れるだろうから新品に代えます。ピットロードくらいだと思う お客のリクエストどおり新品に替えるのは、、、ほとんどのメカは再使用すると思う、自分の考え・ヤリ方を貫きとおしたい・・・も有るだろうが、新品に替えるの面倒なんですヨ、特にデフは、、、私はもう交換する物と思ってるから出来ますが、普通のメカは交換する必要の無い部品交換は精神的に出来ない頭の構造に成ってますので、もちろんデフケースレストアなんてとんでもない話(笑) 悪りぃこっちゃあ無い、他所の店が正常で、ピットロードが異常。賛否両論でしょうが共鳴出来る方はご依頼ご検討下さい。

サニトラに新機構LSDチョイス
お客さんが選んだLSDはクスコ製。
今までA型サニーに装着できたLSDはニスモ4ピニ2ウェイのみ。数年前ピットロードが改造・改良を重ね商品化に漕ぎ付けたTRD改LSDもニスモと基本構造は同じの競技専用バキバキ仕様。
車検・ナンバー付きストリートチューンでも 男はワイルドにTSサニーと同じ機械式LSDでツッぱって来た、と言うよりコレしか選択肢が無かった。信号待ち、信号待ちからのスタートが9割を占め、全開走行は1割にも満たないストリートチューン、普通にユックリと走る時も車庫入れの時もイニシャルトルクUPのバキバキ仕様を我慢するしかなかったのが今まで。クスコ カタログに記載してある低イニシャルトルクから作動し耐久性抜群!を全て夢見てはいないが、A型サニーストリートチューンLSDの 新しい幕開けには期待したい

ファイナルギヤ比のお勉強

ハイギヤード ← 3.154 3.364 3.545 3.700 3.889 4.111 4.375 4.625 4.875 → ローギヤード
ここでちょっとファイナルギヤ比のお勉強。A12サニトラ標準は4.111、A14搭載B310が3.889でA15搭載B310が3.700ですので、A15ノーマルをサニトラに載せたら3.700ファイナルが合うと言う事。街乗りB310に4.1を付ける人は居ませんから。お客さんのはA14-1.5Lピットロードチューンですので3.545が有れば より良いと思いますが、3.154〜3.545は輸出用で国内には存在しません。1人乗りがほとんどで数百キロの荷物も積まず、チューンドエンジン搭載サニトラに標準4.111はアンマッチは分かっていても入手困難なハイギヤードファイナル、オーバードライブ五速でお茶を濁すしか方法が無いのが現状。
デフをハイギヤード化すると加速が悪くなると素人がよく勘違いしますが大きな間違い。A型サニー搭載ミッション56A、60Aの1速は3.757 or 3.511と超ローギヤード過ぎ、色々な走行条件をクリアーしなくてはいけない市販車。トラック用4.1デフ+低過ぎる1速+非力なA12フルノーマルエンジン=農家のオバチャンが荷台に荷物を満載した状態で 日光イロハ坂をエンストする事なくトコトコと上って行ける組み合わせと説明すれば分かり易いでしょうか?

H165デフはサニースペシャリストでも分かりずらい設定。やれ並歯型だの高歯型、リングギヤボルトはM10とM11、LSDも並歯型と高歯型の2種類が存在し、プロでも頭がコンガラガッチャウんだから素人に分かれって方が無理。
前々から考えており先送りして来た、何を持ち込もうがピットロードに持ってけば何とかしてくれるH165デフ&LSD用アダプターの図面を引き発注しました。H165パーツ、何持って来ようがド〜にかしてやるぞ!(笑)

H165 3.7ファイナル
お客からH165 3.7ファイナルギヤsetが送られて来た
L.S.D.は誰でも付けるがファイナルギヤ比にまで拘るのはホンノ少数、好きだねコ〜ユ〜お客。安物チューンドパーツをベタベタ付けるのと違い、分かってる奴って感じ。昨年末にB10デフにハイギヤードファイナル+LSD組み込んだ時と同様、 これぞチューンUPって感じでメンティナンス側もヤリ甲斐が有ります。




過去のメンティナンス