#23号車スペアエンジン
A12


完成!・・・は したが、、、
当時のTSメカは アルミロッカーカバーだのアルミオイルパンが嫌いな人が多い。こんな重くて整備性悪りぃのなんか付けてらんねぇヨ、と 見たとたん外されそう(笑) 私も同じ境遇でTSやって来たから気持は良く分かる、ピットロードやってなかったら同じ事言ってたかもしれません
でも・・・怖い者見たさでこのまま渡します。ドライバーはこのまま搭載してもらいたいんだけど メカが外すの止められず ノーマルロッカーカバー改で走る、が 私の予想。初めからノーマルロッカーカバー改で渡せば 波風立ちませんが それじゃあつまらない、他所のチームの人間模様突っつくのが私の楽しみ(笑)
酸いも甘いも知り尽くし イイ歳ぶっくらかした当時のTSメカ連中が 子供のように 俺は死んでもアルミロッカーカバーだけは付けねぇ!と 屁の突っ張りするから楽しいし ムキになって取り組めるのがTSサニー。還暦過ぎてまで自己主張貫き通したいなんてTS以外に無いからネ

シリンダーブロックの色はヤッパー銀じゃあなく黒の方がバランス良いかなぁ? 速さ、タイムより カラーリングの方が気になる私です(笑)

ピットロードはMDI同時点火だが 確か?MDI 9810使ってたはずだからコクドプーリーを9810用に変更。クランクプーリーだけ付け替えといてくれる?と言えば済む事だが それじゃあ他の店と同じ。ピットロードエンジン・ミッション・デフ、どれもボルトオン状態で渡し お客に“楽”“横着”癖をつけさせるのが狙い。現在TS遊びしてるオヤジ連中の平均年齢は50〜60歳台、自分で自分の事は皆分からないが一般のオヤジ同様 口ばかりで行動が伴わない。1度 横着を身につけさせれば2度と面倒な事は出来なくなります。ピットロードから離れなくさせるためのプーリー交換(笑)
スミスクロノメトリックタコメーター使って無いからギヤBOX外しアルミメクラ栓付けて渡そうと思ってたが、コ〜ユ〜のって外さない方が良いんだろうな?自分トコのエンジン仕様と違うのが来るから楽しい?だろう?と考えを改め付けたままに変更。

ピットロードOILパン バッフルプレートは洗浄を完璧にするため脱着式、取付時もガッチリ止めずプレートがガチャガチャ動くフルフロータイプ。コレにしてから仕切り板のスポット溶接剥れが無くなった。A型は振動が全てOILパンに集中、ストレーナークラックもOILパンに集中する振動から。TSカップスタート当初、たまたまM&T大海チューンが入庫しコノ加工がしてあったので真似っコ。先輩作の用を果たせばOKの汚ねぇ仕上がりだった(笑) のを綺麗に製品化したのがコレ。M&T大海サンって知ってるかい?まだ私がOIL交換くらいしか出来ない1970年代初頭TSメカやってて格好良かった先輩、最近行き会って無いけど きっとタダのジジイになってるだろう?

バルタイ取り終えたので とりあえず お化粧直しからの組み上げ完了、後はフロントカバーとOILパン付けるだけなので 予定どうり今月中には引き渡し出来ます。シリンダーブロックの色替えと ポート補修跡の点検だけのつもりだったが、やって行くとやはり1馬力でもコンマ1秒でも速くなんねぇかな?と やっちゃいますネ、まだメカ根性残ってるかな?
ドライバーにはコンロッドがブロックから飛び出そうが弁償しろなんて一切言わねぇから思いっ切りブン回して楽しんで来い!と言ってある、太っ腹だろ?(笑) 使ってねぇスペアエンジンに、回転は9000rpmまでだヨ、壊さないようにネ、なんて言うならやらねぇ方がイイからネ。スペアだからって遅い訳じゃあ無い、筑波3秒台入りも可能だろうし、富士2分フラットはもちろん 2分切りも可能なエンジン。使ってる部品と組んでる人間は当時#51号車が2分切りで走ってたのと同じだから
チーム一丸となってセットUPしサードグループから抜けだしてくれ、セカンドグループ入りの大飛躍果たしてくれれば、サードグループでもがいてる連中 ピットロードに殺到し大繁盛間違いなし、それが狙い(爆)

B110GXヘッドベース。40/33Φ-7mmステンレスバルブ、バルブキャップ、レース用バルブガイド&バルブシート、チタンバルブリテーナー、バルブスプリングType-C、ポート研磨、燃焼室容積合わせ、ヘッド面研、メタルヘッドガスケット、アルミプッシュロッド、レース用ロッカーシャフト−S、ロッカーシャフトカラー、ロッカーアームブッシュ入れオフセット加工

今回のスペアエンジン分解のメインディッシュ ポート貫通修理。数年前に補修したままで問題は有りませんでしたが 見た目イマイチだったのでヤリ直します。自分しか見ないなら水漏れしなければOKだが、他所のチームに渡し 多くの人に見られるので お化粧し直し。元はこんな大穴では無く針も通らないくらいのピンホールですが、せっかくのポート研磨を生かそうと ピンホールのまま補修すると痛い目喰らいます。覚悟を決め大穴開け補修材の根っこを太くし液状のエキポシを流し込みます。修繕後を綺麗に見せたく アルゴン溶接やアルミパテでも何度かチャレンジした事は有りますが、液状タイプを流し込んで固まらせるのが 見た目イマイチですが1番効果的のような気がします

自分で造ったヘッドですがEXポートも貫通してたのは忘れてました。コッチはエキポシじゃあ燃えて無くなっちゃうでしょうからアルミパテ。先にヘッドボルト穴側からアルミパテを流し込みます。半乾きしたらポート側にタップリとアルミパテを付け完了。前も同じアルミパテ補修で数シーズンもってますから大丈夫なはず。万が一剥がれてもヘッドボルト穴との貫通ですので、水・OILが入って来る訳でも無いし 排気漏れもしませんので走行に支障は出ません。
最近は商品価値下げぬよう 気を使いポート研磨してますが、以前は 貫通・補修を繰り返したフランケンシュタイン ヘッドこそがレース用!貫通を怖がりビクビクしながらのポート研磨なんざぁレース用じゃあねぇヨ、と騒いでましたが・・・心改めました(笑)


オーバーホールでは無く お色直し、シリンダーヘッドに限らず腰下もです。スペアエンジンとしてサービスカーに積んでましたから そのまま渡せましたが それじゃあつまらない。このようにUPすれば ホームスティ先の家族 皆で楽しめるだろうし、ピットロードエンジン&商品CMにもなり 一石二鳥

A12フル加工WPCクランク、NISMOメタル、強化クランクキャップボルト、シリンダーブロックOIL穴拡大加工・ボーリング&ホーニング・他。亀有77ΦA12-1.3L鍛造ピストン、RISINGコンロッド、中空リフター、素材削り出しレース用カム、スライドカムスプロケ、機械式タコメーター対応カムボルト、強化タイミングチェーン、調整式テンショナー、ステンレスウォーターパイプ、ブローバイパイプ新品、レベルゲージガイド新品、エンジンブラケット軽量10mmオフセット加工、アルミ削り出しPitroadロゴ入りメカポンカバー、

8月中の完成が目標。筑波最終戦はまだ先だし急がされてもないが走行直前の完成でドタバタするのが嫌い。当時の富士フレッシュマン、M/Tレース、毎回 前日の夜中までやっててリタイヤばかりの嫌な思いでしか残って無い、せめて自分がメンティナンスする時くらいは・・・
蛍光灯に照らされ写真写りは明るく派手に見えますが現物はいぶし銀です。
今回のオーバーホールは何時もとはちょっと違う、お客からの依頼では無く この子と浮気しろと私が誘惑してる。浮気はワクワクドキドキ魅力的だが やらなくてイイ やっちゃあいけない事、ほとんどの男はやっぱり止めときますと途中で挫折しますが、そうはさせない(笑) 御指名ナンバー2の出番の少ない子にスポットライト浴びせようと、 妖しい イヤラシイ厚化粧を施し 浮気を躊躇してるオッさん騙します

#23号車のエンジンルームを黒と銀でカラーコーディネートした。エンジンブロックだけ元のままの青。黒、銀、どちらにしようか迷ったが、黒く塗ったシリンダーブロックはよく見かけるので とりあえず銀色に

あらためて見直して見ると、金掛けて無いスペアエンジじゃあ無く普通だな(笑) とりあえずピットロードカタログに載せてるパーツは全部使ってます
シリンダーブロックもOIL通路拡大を筆頭にフル加工済み。手間暇掛かるけど嫌いな加工じゃあ無い、TS-1300造ってるぞ!って気合い入るよな。
クランクは一番不人気?なサニトラのウェイトがえぐれてる軽量A12を使用。たぶん?ウェイトがえぐれて無いOpt'クランクに似てる方が人気で多くのチューナーが使ってると思うが、色々試したがウチはこの格好悪い?A12クランクとが相性が良い。OIL穴拡大と完璧な洗浄するためのメクラ栓外しシズミプラグ取り付けはセオリーだが、ピットロード独自の加工がウェイト集中応力軽減研磨!心の底からコレやったからって丈夫になり曲がらなくなるとは思っておりません(笑) ただのファッション。何でそんな手間暇掛かる無駄な事するかと言うと、他のチューナー誰もやらないネットUPし多くの人に見せるから。ちょっと違うかもしれないが 私に言わせれば ボディー外観 大金掛けてピッカピカにするのと同じ。だいぶ前だけどVIPユーザーに、コレはファッションで性能UPはしません、クランクキャップ磨きも同じ、コレをやらなければだいぶ安くできますから省きましょうか?の問いかけに 返って来た返事は『いや!全部やって下さい、コ〜ユ〜のをやってくれるからピットロードを選びました』 それ以降 お客が少しでも安くと言わない限りA12-1300は全て光らせてます。
41/33Φ-7mmステンレスバルブ、チタンリテーナー、バルブスプリングtype-C。亀有40/33Φ-7mmバルブでもイイんですが、チタンバルブ仕入れている所でステンレスバルブも扱っているのでコレを使用。チタンバルブはめったに売れませんので、有る程度定期的に部品仕入れてないと忘れられちゃうからの弊社の都合です。
今回はオーバーホールしなくても大丈夫なんですが、INテークポート1箇所だけウォータージャケット貫通を補修してあるのでコレが心配で開けたようなモン。ポートは機械加工、ほとんど削って無い下側が貫通、GXヘッド 古いですからしょうがないよネ
ココのページも視聴率高いだろうからピットロード製品の宣伝に使おう。
お金は掛けていないとは言えTSサニー用ですので、高価な部品を使っていないと言うだけでA12-1300セオリーの加工は全て行ってあります、俗に言うフル加工。スペアとは言え商品も兼ねてますのでアレはやって無い、コレもやってない、ではピットロード商品になりませんからネ。
A12アルミプッシュロッド、レース用溝切りロッカーシャフト、ロッカーシャフトカラーに、ロッカーアームもちゃんとブッシュ入れオフセットフルフロー加工 8万円 してあります。性能は変わらなくても ウソ言って高価なパーツ買わせるのがピットロードですが(笑) ARPヘッドスタットボルトだけド〜もシックリこず好きになれないので安価な強化ヘッドボルト仕様。ARP製が悪い訳ではなく、トラブった事も有りませんが、ヘッドボルトだけ安価製品使用。
2015筑波最終戦 決勝レース 3位
BestTime 1'04.016 Top.スピード 166.461Km/h
目指せポールtoフィニッシュにはちょっと戦闘力不足だがセカンドグループ争いなら十分?あわよくばタナボタ表彰台も可能。スペアエンジなのであまりお金は掛けてないが大金掛けてるメインエンジンと大差無い(笑) 因みに予選で走らせたメインの方はBestTime 1'03.810 Top.スピード 164.911Km/h たった0.206秒差はチューナーとしては悔しい。このスペアエンジンは商品として高く売ろうと人気のGXヘッドベースでポート研磨始めたら貫通、性能には何の問題も無いが、味は一緒だが曲がったキュウリとナスは半値と一緒。コンロッドはRISING製、Pitroad製にしたいがド〜せ見えなくなっちゃうしスペアだからとそのまま。料理に例えるとマカナイ飯みたいなモン?金は掛けてねぇけど旨いぞ!
コレをサードグループ走ってるのに搭載し押し売りするか?とピットロード悪徳業者は企んでます(笑) チームは秘密ですが奇跡が起き、好タイムマークしたら言うかも