2.1スーパーロー取り付け手順
特に難しい箇所はありませんが、数点、注意事項を書いておきます。 | ||
↓
(写真左)標準1速シンクロ (中央)スラストブロック、ブレーキバンド (写真右)2速〜5速シンクロ
当社ではレーシングスピードからのシフトダウンが入り易いようにと、1速シンクロを2速〜5速シンクロに替えています。今回販売の2.1スーパーローは2速〜5速コーンが標準装着ですので、写真中央のスラストブロック1ケとブレーキバンド1ケが別途必要となります(両方とも新品は生産廃止)。 シンクロ機構を替えないと凄く入りずらいのか?と言うとそうでもありません、さほど変わらず入ります。ミッションに限らずチューニングアップはどれもほとんど変わらないのだが理に叶った方、良くなるであろうの方に行うのと同じと考えて頂いて結構です。 スラストブロック1ケ、ブレーキバンド1ケお持ちで無いお客様には標準1速用コーンを装着し納品しますのでリクエスト下さい。 |
||
↓
標準の1速カウンターギヤはセンタープレートを貫通しますが、2.1
1速カウンターギヤはギヤ径Φ41のため貫通しません。したがって通常は(写真下左)カウンターギヤを組み込んだ状態でセンタープレートに組み付けると思いますが、カウンターギヤは最後に付けるようになります。 後々の整備性を良くするためのカウンターベアリング穴Φ40→Φ41拡大加工も有りです。何基か行い、だいぶ薄くはなりますが拡大加工したためのトラブルは今の所ありません。 |
||
↓
直結5速のカウンターギヤはヘリカルギヤ使用のためスナップリングは日産純正部品を使うのが拘りでしたが、2.1スーパーローは4速リバースギヤと同じスパーギヤですので4速ミッションのスナップリングでOKです。 まぁ・・・もうとっくに直5用スナップリングは生産廃止ですから直5にも4速スナップリング使ってますけどネ(笑) #23号車は実験を兼ね昔から4速スナップリング装着ですがトラブルは1度もありません。 |
||
↓
中々激しく削り取られたバックギヤ!これだけ無くなるともうバックには入らないでしょうネ?(笑) 材質や強度の問題では無く、ド〜してもレーシングしながらのバックギヤ入れが原因かと思われます。 フォーミラカーじゃあ有りませんから現実は中々難しいかと思いますが、バックギヤを使うのはコース上でスピンした時だけ!パドックではバックに入れない!を心がけて下さい(笑)。 |
||
↓
ギヤとコーンは一体で1ツの部品なので通常コーンを脱着する事は無い。納品したお客さんからベアリングだけならスムーズに入るのだがカラーと一緒だと入らないとクレームが有った。てっきり仕上げ精度のバラツキだと思いその場は代替商品を発送したが、その後2.1スパーローのみならず、サーボ→ワーナーシンクロの作業が増えコーン脱着が増えると・・・小さい56Aギヤはささいな力の圧入で歪む事が判明、歪むと言っても1000分単位なのでフラップホイール等で軽くサラうだけでベアリング&カラー一体でもスムーズに入るようになります。 | ||
. | 1 st | 2 nd | 3 rd | 4th | 5 th | ||
スーパーロー | 2.173 | 1.691 | 1.398 | 1.182 | 1.000 | ||
Opt'-1 | 2.676 | 1.691 | 1.398 | 1.182 | 1.000 | ||
直結5速 | 3.757 | 2.374 | 1.659 | 1.291 | 1.000 | ||