'06 10.15 JCCA CLASSIC CAR FESTIVAL
ENDURANCE TSUKUBA MEETING


TSカップ 今回は過去最高の参加台数16台がエントリー

予選

ニューエンジンなのでとりあえず慣らし運転を1周! 2周目からは全開! エンジンの調子は良いし新品スリックタイヤのグリップも抜群!グリップが良いと言うより昨シーズン後半からレースも練習も雨続きだったためスリックタイヤでのコースインは今年始めて。体がレーシングスリックについて行けてないと言うのがホントの所。レーシングレインでのドライビング同様、これじゃあマズイよナ〜・・スリックタイヤ振り回してドライビングしなくっちゃあと思いながらも中々格好よくスライドさせてのドライビングには至らず・・・♯23マシーンはすこぶる調子良いので何とか目標の1分5秒台には入ったかナ?って感触で8周を走行。
予選結果が発表されると目標の5秒台には突入出来たものの、前には4秒台が2台とポールポジションはなんと3秒台!!! 普段であれば予選タイムからだいたいのレース展開を予想してしまう悪い癖のある私だが、今回の予選は組み上げたばかりのエンジンと言う事もありまだあまり回転を上げていない。調子は抜群で結構余力を残している、ポールの♯18スターレットをどうにかするのは夢物語としても、前の2台とは何とか勝負出来そうなマシーンの仕上がり具合。。。
♯23 美光ワークスPitroadサニー ♯48 Rabbit臼井サニー    ♯27 ガレージウィングサニー




決勝レース


最終戦に挑む♯23私の心境は、前回のようにトップグループから離されてのレース展開は今回は無し! スピンしてビリになろうがエンジンブローしようが何とかトップグループの一角に喰い込む!と久々に気合を入れてスターティンググリッドに着く。気合と根性でトップグループに喰い込める訳は無く、予選タイムからしても4番手のまま第1コーナーを回ればレース展開は前回と同じ、スピン&ブロー覚悟なのだからフライングスタートペナルティも怖くは無い。スタートシグナルに全神経を集中!クラッチブロー覚悟で半端じゃあ無いレーシングからクラッチミートを行い後は神様お願い!!!神様は居たようでマシーンは鋭い加速を続け第1コーナーには♯18スターレットを従えトップで進入!狙っていたとは言え出来過ぎのスタートとミラーに写る♯18スターレットを見た瞬間!頭の線が1本切れてしまった。チェッカーまで♯18スターレットを押さえ切れないのは分かりきってるが、たとえ何周であれトップは死守するつもり。 と・・・思っている矢先、第1コーナー立ち上がりで早くも並ばれノーズを出されてしまった。いつもの♯23私なら♯18に敵う訳ないのだから反撃に転ずる事など有り得ないのだが、頭の線が1本切れてしまっているので本日のシフトUP回転数に上限は無し!抜いた所がシフトアップポイント!2速→3速10000rpmオーバーまで引っ張り再びトップを奪回。オープニングラップのせいか?リヤがよく滑る、第1ヘアピン立ち上がりなどは完全にタコ踊り状態で後続にご迷惑をお掛けしっぱなし、シフトUPを忘れ2速のままダンロップコーナーを通過、3速で走る所だからエンジンは悲鳴を上げているがミラーに♯18スターレットが大写しだからシフトUPなんかしてちゃあ抜かれちゃうもんネ。インをガッチリキープしながら第2ヘアピンに差し掛かったらアウトから♯81サニーにパスされてしまった。♯81サニーのテールを見た瞬間!頭の線がもう1本切れてしまい2速→3速→4速はタコメーター無視!5速シフトで並びそのまま最終コーナー、ボンネット半分くらい私の方が出ているしイン側なので第1コーナーは大丈夫と思ったら、♯81サニーとのバトルに夢中で右ミラーを見忘れてたら♯18スターレットがもう右側に・・・幅寄せする事も出来ず第1コーナーで刺されてしまった・・・しかし、アッと言う間に離されたくはないし♯81サニーにも負けたくない。 LAP2 再び♯81サニーとのバックストレート勝負!コンロッドが飛び出ようがフライホイールが吹っ飛び出ようがお互い一歩も引かずA12改1300ccどっちが回るか我慢比べ!先に悲鳴を上げたのは♯81サニーの方で白煙をあげながらエンジンブロー!『よし!勝った!』と思ったら・・・白煙は吐かないもののこちらもエンジンが・・・右に左にとミラー大写しの♯18と♯81ばかり見ており、あらためて水温計と油温計を確認して見たら・・・針は振り切り状態・・・。まぁ・・・あれだけブン回しゃあ壊れるべきして壊れたって感じで・・・しょうがないっか・・・

リタイヤが早過ぎ、もう少しバトルを続けたかったけど今日のレースは楽しかったナ〜
実際の所、浅野選手にも松並選手にも私のドライビングじゃあ敵わないんだけど昔のレーサー相手だとムキになって挑める(笑) 若手ドライバー相手だと負けても『速いな〜』とは思うけど悔しさは出ない、ましてエンジンなんか壊れてもイイや!なんてムキになれないもんネ。
ビジネスのためにレース活動してるんだけど、たまには今回みたいにビジネスの事なんか一切考えず、ただ負けたくない!ってレースを又したいナ
4番手グリッドから自分自身過去最高の好スタートを決め第1コーナーにトップで飛び込む!!!


右からは♯18スターレット、左からは♯81サニーが襲い掛かって来る中、何とかブロックしオープニングラップはトップ通過を果たしたのだが・・・


2周目のコントロールラインを横切る事無く、短い々今日のレースを終えた。。。




レース終了後、♯18浅野サンに『エンジン大丈夫?スタートからだいぶ水が出てたみたいだど?』と言われ、回し過ぎでのエンジンブローと決め付けボンネットも開けずにいたエンジンを点検して見ると・・・
ウォーターパイプが抜けてた・・・
どうもスタート直後に抜け始め、自分の冷却水で滑っていたらしい。。。
ブローの原因は回し過ぎではなくこれかぁ〜・・・。水温計をキチンと見ていればブローは避けられただろうし、抜けるはずの無いウォーターパイプとは言え抜けてしまえばただのメンティナンスミス。まだ々未熟者である事を再確認させられた本日のレースでした。
私の冷却水でご迷惑をお掛けした参加者の方、この場をお借りしてお詫びいたします。




photographer h.HIGAKI
STAFF n.KATORI
STAFF k.KATORI
STAFF h.TAKAHASHI
Driver k.SANO






JAPAN RAN 1
(1979年式までの国産車による走行会)
A14改1500cc A15改1600cc A15改1600cc